ゲーム的政治

 曇り晴れ、寒い。本当に雪が降りそうである。

 

引用 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012111502000116.html

野田佳彦首相は十四日、衆院を十六日に解散することを決めた。衆院選は十二月四日公示-十六日投開票の日程で実施される。民主党政権交代を果たした二〇〇九年八月以来、約三年ぶりで、東京都知事選と投票日が重なるダブル選挙となる。脱原発や消費税増税憲法改正の是非が主な争点。なかなか進まない東日本大震災の被災地の再建や東京電力福島第一原発事故の処理を投げ出し、震災後、初の本格的な国政選挙に突入する。

 まさしく今の政治は、コンピューターボックスの中で行われているゲームである。行き詰ればリセットボタンを押し、まっさらの状態で始めようとするが、バグがあるらしくゲーム開始から上手く行かない。だからリセットを繰り返す。

 だけどそんなゲームをやり続けるぐらいなら、そのゲームごと最後はゴミ箱にポイするしかない。それに構っていられるほど暇ではないし、人生の無駄な時間である。


 しかし、これ程酷い政治家しか生まれない世の中というのはどういう物だろう。純粋培養された政治家家系の人間や、政治塾出身の人間をいくら集めても有能な政治家は生まれてこない。出てくるのは小物ばかり。一時期、橋下という大器を予感されるヒーローが生まれそうになったが、結局は何を目指しているのか判らずじまい。そして、最後に出てきたのが80過ぎのおじいさん。

 日本を託せる人間は、年齢でも容姿でもない、本当に日本を救える人なのだが、その日本人も文句を言うだけで纏まろうとしない。原発一つにしても、廃止、再稼働と全く真逆の事を主張するばかり。解決法が真逆では解決などあり得ない。その中間で妥協することはできないのだろうか?全くもって白黒つけたい人間ばかりであるが、本来日本人が持っていた武器は、玉虫色の解決方法では無かったのかとそれぞれに問いたい。

 白黒はっきりしろと啖呵を切っても、それでみんなが幸せにならないのなら玉虫色で結構。すべてを外国と同じように合わせる必要は無い。

 政治家は、どこに利益を求めているのだろうか?自分のため、家族のため、それとも愛人のため。