事件

 曇り、気温は低い。

 アメリカでは、朝早くから痛ましい事件のニュースが届いた。

引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK15003_V11C12A2000000/?dg=1

米東部コネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で14日朝(日本時間14日深夜)、男が校舎内で銃を乱射し、子供20人を含む26人を殺害した。警察は男が死亡しているのを校舎内で発見した

以前にも書いたが、もし日本が銃社会なら、こういった事件もアメリカと同様に起きるだろう。銃の規制が有って本当に良かったと思う。お亡くなりになられた方のご冥福を祈りたい。


引用 毎日新聞http://mainichi.jp/select/news/20121215ddm001040030000c.html

パソコン(PC)の遠隔操作などで犯罪予告が書き込まれた事件で4人が誤認逮捕された問題で、警視庁、大阪府警、神奈川・三重の両県警は14日、検証結果を公表した。神奈川県警は「無実の少年をことさらに困惑させた可能性がある」と不適切な取り調べを認めた。警察庁は一連の誤認逮捕に共通の要因として、遠隔操作の可能性についての認識不足があったと指摘。捜査員の知識の底上げなどを全国の警察本部に指示した。

 このネット犯罪だが、警察の捜査体制というより担当している警察官の適応という点で疑問符が付く。ネット犯罪なのでそれなりの体制と警察官が事件の捜査にあたっているのだろうなと思ったら、以前テレビで放送していた警察24時のような番組で、ネット犯罪を捜査していた警察官が、ノートパソコンを使い、犯罪の証拠を掴もうとしている映像が流れていたが、素人目にもこの人たちが専門的な教育を受けてきたとは想像できないような人であった。

 いうなれば、中小企業でパソコンが多少得意な人をシステムの管理者に任命したようなものである。その人たちが犯罪者を捕まえ、証拠をネット上から集めるなどという事が出来るとはとても思えなかった。

 もし、そういった操作が半日常に的に行われているのなら、巧妙な犯罪は検挙できないだろう。摘発できるのは、詐欺とかそういった類のもしかなく、オレオレ詐欺に対する対応も根本的にできない状況では、今後も警察がサイバー犯罪を取り締まれるとは思わない。誤認逮捕も起こるわけだと納得した。

 そして上にも関連するが、「ペニーオークション」と呼ばれるサイトの運営に加担した芸能人の話題である。芸能人は、ファンがあってのものという事を忘れ、自分を信頼している人に詐欺行為を働くというのは、既に芸能人として生きて行くことを半分あきらめたという事だろう。確かに、化粧品、健康食品のCMなど、そんなに効果は無い、或いは逆効果もあるような商品を素晴らしいと言って宣伝する行為もグレーだが、それはそれなりに商品としてあり、効果のほどは自己責任に近いものである。それはまだ許せるだろうが、芸能人だけが優先的に落札できる、或いは落札せずに商品をただでもらい、宣伝費用を貰うとなれば詐欺行為に加担していると言って良いだろう。

 まあ、普通の人ならあのシステムを見て、直ぐにピンとくる。少し知識が有れば絶対損はしないシステムを作ることができるのは当たり前で、全く商品を落札させないようにも運用できるし、利益が出た時点で商品を落札させることもかのうである。

 損をしてまで商品を売りまくる慈善事業のような会社が存在するはずもなく、間違いなく詐欺行為に片足を入れたような営業をするしかない。それに効果的なのは、芸能人が競り落としたという事実である。それはまさしくサクラ行為だが、自分たちの名誉を打ってまでそんな行為に加担はしないだろうという一般人の常識を覆したと言って良いだろう。

 世の中の出来事が嘘と本当でできているという事が良く判る。