竜巻

 曇り、朝方は、晴れていたのだが、いつの間にか灰色の雲が空一面を覆っている。


 昨日は、一日のんびりと最後のゴールデンウィークを過ごしていたのだが、茨城では巨大な竜巻が発生していた。夜のニュースで映像を見たのだが、まさしく怪獣が通り抜けた後の様だった。

 日本何処にでも竜巻は発生する可能性があるのだが、ニュースになるような被害をもたらす竜巻は、非常に少ない。

 その被害に会われた方は、まさかという思いでいられるだろう。


 竜巻は、竜と字を当てるとおり、その姿は、天に昇る龍の姿に似ている。昔話に龍の話が多いのも、昔の人も、かなり巨大な竜巻を見ていた証拠に違いない。

 昔の建物は、今と違ってかなり粗末なものだったから、今回のような竜巻が襲えばひとたまりも無かっただろう。更に竜巻に巻き上げられて命を失った人は、神への生贄とされたのだろう。
 だから、龍は神の使いとなったのだろう。

 北海道でも、もう10年くらい前に大きな竜巻の被害があったが、こういった天災は忘れたころにやって来る。地震もそうだが、忘れたころに来るから始末が悪い。

 自分が生きている間は、このような被害に会わないことを祈るばかりである。