金環日蝕のこと 鹿島 vs 札幌のこと

 曇り、風が強く肌寒い。

 土曜日、鹿島スタジアムで鹿島対札幌の試合が行われた。実は、当日研修会があり夜は懇親会と試合は見れなかった。その後の2次会3次会と流れホテルについたのは1時過ぎ、ホテルのLANを使い試合結果を確認したところ、その結果を見て次の日のダイジェスト、試合中継録画、両方ともみる気を失くしてしまった。もう少し心を落ち着かせなければ見る気もないところである。

 J1に上がる時から予想はしていた。補強も素晴らしい目玉選手は無く、未知数の前田選手が目立つだけで、高柳選手は怪我で初めから、山本選手は、数試合後にリタイア、そしてここに来てホスン選手、前田選手と来ては、まともに試合に出れる選手は数少ない。

 J2でも、パス回しは危うく、最後に3位に滑り込めたのも徳島が勝利を取りこぼしたからであった。開幕からの数試合は、それなりに試合をこなしJ1でもぼろ負けはしないだろうと思っていたら、あっさりぼろ負けをしてしまった。

 ここまで来たら、既にJ2降格も最短で決まりそうな予感を与えるまでになってしまった。きっとこのままズルズルいってしまいそうなところで何か札幌が手を打てるかというところだろう。
 やるとしたら緊急補強か監督交代だろうが、どちらも金が無い所で無い袖は振れない。もしここでやるのだとしたら、開幕時に行っておくべきところで、そうなれば会社の社長自体の責任問題でもある。
 チームを失えば何もかも同じ、ここいらで補強で大金を使い大赤字になれば、J1にとどまることすら難しい。そうならないようにするには、サポーターの出資にすがるしかないのが現実だろう。

 まさしく行くも地獄、下がるも地獄、八方塞がり状態である。

 この先に見えるのは、明かりなのか暗闇なのか?

 そして、奇しくも金環日蝕の日である。朝からニュースはこの話題で持ちきりだが、自分の住んでいる所は、低く厚い雲が空を覆っている。

 その光景を生で見られないのが残念だが、ネット上では色々ライブ中継が行われていた。しかし、この光景が、人間が作り出したものでは無い舞台装置を使って作り出される光景だから見るものに感動を与えるのだろう。