東京

 晴れ、朝の気温は、13度と昨日より暖かい。このまま日中は20度を超えていくだろう。しかし、午後からは雨らしい。


 先週、東京へ行って来たのだが、既にコンビニやファストフードの店員は、外国人が働いており、駅前の通りには外国人がチラホラ歩く姿を見るにつけ、既に東京は異国化していると感じる。

 既にそういった風潮は、諸外国では当たり前の風景で、多くの国が既にそうなっているのは承知である。日本という国が今まで本当に島国だったのだという事が良く判る。

 そういった流れの中で、日本だけが日本人だけの国であり続けることは困難であり、多国籍化は受け入れなければならない事実であるのだろう。そうなった場合、日本人の日本人であるというアイデンティティは何なのかという事をきちんと持たなければ、日本という国が根無し草のような国になってしまうだろう。

 例えば、アメリカのように元々の国の始まりが移民によってなされたものである場合、アメリカという国への帰属意識がどこから生まれるかという事に有る。アメリカ人のアメリカ人たるゆえんは何処に存在するのかを明らかにしておかないと、日本が近い将来そういう国に変わって行ったときに、世界に向けて日本国であるという事を明確に示せないのではないだろうか。

 既に、EUなどは、国籍はある意味形骸化し、その中で国として生きて行くために自分たちがこれまで築いてきた歴史をよりどころにしている気がする。ただし、その歴史も、形が残るだけで将来的には、記録の中でしか残らなくなっていくのだろう。

 生まれた国がどこだろうと肌の色が異なろうとも、日本人が日本人であるという確固たる自信というか自己を持てるような国造りをしていかなければ、将来の日本の姿が見えてこなくなるのではないだろうか。