日本の行方

 曇り、気温は相変わらず低い。北海道がすっぽり冷気に覆われている。

 
 今日は、朝からユーロ、全米プロと続けて放送を見ている。スペインは真価を発揮し、石川選手は好調なスタートを切ったようだ。

 これだけを見ていると世界は何て平和なのだろうと思ってしまうが、実際はそうでもない。

引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC14009_U2A610C1EA2000/

14日の欧州市場で金融不安がくすぶるスペインの国債が売られ、10年債利回りはユーロ導入後で初めて7%に上昇(価格は低下)した。債券市場で利回り7%は中長期の財政運営が難しくなる「危険水域」とされる。17日にギリシャ再選挙をひかえ、欧州市場に不透明感が漂っている。

 スペインは、サッカーが好調でも国の経済はいつ転覆するか判らない。ギリシャ危機が、今のところ小康状態にあるところに、この連鎖であるから、もし次ぐに危うい国が出てくるとそれだけで世界は雪崩を打つようにこけてしまうだろう。

 その中で日本だけが安泰で居れるはずもない。

 そういった、日本への警鐘に対して、国内はどうかというと、民主党、自民党、公明党の政治の駆け引きが続くだけで、日本の将来の危機に向けての備えについては、何ら話し合いがされておらず、相変わらずである。

 政治に期待するのは、もう無理と言わざる得ない。確かに、橋下市長でも連れてきて日本を変えて欲しいと思うのは無理もない。
 
 ただここに来て、橋下追い落としのニュースが多いという事は、橋下市長が国政に進出し思い切った改革をされては困るグループが必死だという事の現れである。
 この追い落とし工作に耐えることができて、それでもなお国政に出ることができれば、それで勝敗は決することになる。

 その行方は、ただ見守るしかない。