消費税が決まって

 晴れ、昨日に続いて朝から青空が眩しい。朝の気温も15度と高い。漸く夏が来た感じだが、予報では週末にかけて崩れるらしい。

引用 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062790070445.html
 

消費税率引き上げを柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は二十六日午後の衆院本会議で民主、自民、公明三党などの賛成多数で可決、参院に送付された。消費税増税法案の採決で、民主党では小沢一郎元代表や鳩山由紀夫元首相ら五十七人が反対し、十六人が棄権・欠席した。元代表は当面は党に残留しながらも、離党・新党結成に踏み切る意向を示唆。民主党は事実上の分裂状態となった。消費税増税への反対の世論が根強い中、野田佳彦首相はこうした民意に耳を傾けず、今国会中の成立を目指す意向を表明した。


 消費税法案が衆議院で可決された。マスコミの論調はさまざまである。ハッキリ言ってしまえば風見鶏の論調が目立つ。マスコミ自体に政権担当能力は無いわけで、ある意味傍観者として様子見を決め込んだり、傍から無責任な発言をしたとしても会社がつぶれるわけでは無い。
 
 太平洋戦争に反対しなかったマスコミが、その事実を反省して正義に則った姿勢を貫くと語っていたが、本質はやはり変わっていない。その時々の空気を読み、自分たちの新聞や雑誌が売れることが第一という精神的構造は変わってはいない。
 逆に、生存競争が激しくなってきたために、そういった売れることが正義であるという姿勢が強くなったように思う。

 更に言えば、巨人軍の原監督に対する読売グループの行動こそマスコミの真の姿を露呈したという事である。
 
 正義というのは、国民に対する正義では無く、自分たちの行動だけが正義であるという事で、真の正義の欠片など持ち合わせてはいないという事である。
 日頃、暴力団に対する非難キャンペーンを張っていても、自分たちの身内が係るとその姿勢が180度変わる。その変節漢振りは、読売に限らず朝日もそうであるし、他のマスコミも大概似たようなものである。
 
 あるのはまさに経済至上主義である。自分たちの給料のために書きたい記事を書かず、書きたくない記事を書く。それが正義の本質だとしたらマスコミは不要である。有ることで国民を迷わすことになる。

 ただそういった正論をいくら振りかざしたところで、多くの国民は、毎日新聞を読みテレビを見る。知らずの内に自分たちのモノの見方に影響を及ぼされているとも知らずである。



 消費税は、もろ刃の剣である。使い方次第で日本が栄えるかもしれないし衰退するかもしれない。その凶器を政府に国民は託したわけである。その使い方を誤らないように監視していかなければならない。しかし、その結果を誰を信じて伝えて行けば良いのだろう。
 
 野田政権は、これで終わりである。最後にお願いしたいのは、原子力発電を期限を切って止めることを決めて辞めて欲しいという事だけである。でも今回の事で党内が分裂してしまい。融合はもう無理っぽい。