親指 

 曇り、気温は低くは無い。時折霧状の水滴が顔に掛かる。雨が降るかもしれない。

 昨日は、久しぶりに野球をしたのだが、自分の不注意で親指を捻挫してしまった。それでも試合中は、何とかなったのだが、今は1.5倍くらいに腫れている。

 昨日の夜、湿布と氷で冷やしたのでこれで良くなった方である。

 年を取るという事はそういうことである。体が動こうとしても動かないという事が良く判った。

 とっさの反射が劣っているのである。日頃、走ったりして体力維持に努めているが、そういった部分は鍛えるには、また違った運動が必要である。そういった部分の訓練は、ここ20年くらいは全く行っていないし、これからやろうなどとは考えていない。

そんなこんなで、この文章を打つのにも親指をつかえないで苦労している。日常の動作にこれ程親指を使っているという事を知った。
 
 物を取るにも、箸を使うにも、親指が充分動かなければそういったものは使えない。やくざが、小指を切断するのもうなづける。親指を切り落としてしまえば、手はものを掴む作業はかなり難しくなるからである。

 ただ、この調子なら1週間もあれば復活しそうである。