楽しむ

 雨、曇り、気温も低め。昨日の夕方から気温は急に下がってきた感じがする。

 
 良く、オリンピックに出場する選手が口に出す言葉に、「楽しんでプレーする」という言葉があるが、これは傍で聞くと逃げの言葉に聞こえる。

 自分が楽しんでプレーするという事は、周りが見えていないのではないかと思う。オリンピックなどに出場する目的は、第一目標は、勝負するということである。
 その勝負のためにプレーするには、そういった楽しむという考えはプレー中には浮かんでこないだろう。
 プレー中に楽しむことは、余程の余裕が無いと生まれない。その余裕あるプレーをするには、実力が飛びぬけていないと生まれない物だろう。
 失礼ながら、今の日本人選手の中で飛びぬけて実力があるプレーヤーがどれだけいるだろうか?その中で安易に楽しみたいという言葉を口にするのなら、既に勝負に負けている。

 日本代表に選ばれるまでの過程で、試合を楽しむという余裕が無かったはずである。あるいは、日本人の中では、余裕が有ったのかもしれないが、世界の舞台で、自分の実力を充分発揮しなければメダルに届かないレベルだとしたら、試合に臨む前に楽しむという言葉は禁句である。

 自分の実力を出し切って試合を終えることができれば、初めて喜びが生まれるだろう。そこまでは、余計な考えを捨ててプレーに臨むべきだろう。

 最近、テレビに映る選手たちの言葉がどれも楽しむという言葉しか出ないことから書いてみた。

 

 ここ最近コンサドーレのことをめっきり書かなくなったわけは、やはり勝つための試合をしていないからである。今いる選手たちで勝つための戦術を考えなければ、すなわち玉砕である。何の計算もなく選手たちを使い捨てにしていると同じ事である。
 それ故、けが人も続発する。その故障の原因は、選手たちに有るのかもしれないが、それだけではないだろう。

 これから夏場に入り、ますます選手の体を酷使する。それだけに戦い方が合理的でなければ連戦は戦えない。目の前の一勝を上げるために全勢力をつぎ込み、その後の戦いは、知らないでは、指揮官の意味は無い。次の試合や、次の次の試合を考え選手を起用し、それで負けるなら仕方が無い。
 
 このまま負け続ければぶっちぎりの降格となる。それで次に繋がるチームができるとは思わない。勝負の世界は結果が全てである。チームを破壊して結果を掴むことは許されないし、チームを破壊して結果も掴めないとすれば終わりである。