スズメノカタビラ

 曇り、朝6時の気温は20度で、かなり湿度は高い。

 
 つま先着地の件は、順調にいっている。徐々につま先着地が自然とできるようになり、足首の痛みも無くなってきた。
 タイムもそれなりに良くなってきているのだから、今までの走り方が如何に非効率だったか判る。ただこれがハーフ、フルの距離でできるかという事である。
 今までの走りは、距離を稼ぐためになるべく疲れない走りを模索してきた結果である。それを変えることでどう変化するか、今度の週末に試してみようと思う。

 話は変わる。夏になり草花が咲き誇り庭らしい庭になってきた。芝生の中の雑草も、最適な気温と見えていたるところから芽を出し始めてきた。
 
 芝生も今まで手入れしながら来たのだが、ここに来てスズメノカタビラという雑草が目に見えて増えだしてきてしまった。

 スズメノカタビラも芝生に使われるグリーングラスや高麗と同じイネ科であるため、MCPPと呼ばれる芝生の除草剤が効かない。専用の除草剤もあるらしいが、使用方法が難しいらしいので、考慮中である。

 そうなると、やはり手作業で除草するしかない。そこで困るのが、背が伸びていない間は、芝生とスズメノカタビラがほとんど見分けがつかないという事である。
 それでも見分ける方法は、スズメノカタビラは背の低いうちに花の穂を伸ばすという事である。それと普通の芝生と異なり少し葉が黄緑色をしているという事である。

 その見分け方を頼りに抜くことになるのだが、スズメノカタビラは群落というか株のように生えているため比較的抜きやすい。それは根が細かく余り地中深くまで伸ばさないからである。
 普通の芝生の根は、地中深くまで絡まるように伸ばすため、抜く時に力が居る。

 その普通の芝生の間に生えているため、場合によっては芝生と一緒に抜き取ることになるのだが、上手く株毎抜ける時と抜けない時が有る。抜けない時は、芝生ごと抜き取るため大きな穴が開くことになる。
 更に酷い部分は、既に芝生が無くスズメノカタビラの群落になっており、そこを抜き去ると芝生に大きな穴が開いてしまう。抜いた後には、芝生の種と肥料を混ぜた目土を入れるため芝生のいたるところに目土の跡ができる。丁度、フェアーウエーのディボット後の様である。

 スズメノカタビラもイネ科の植物であり芝生と形は変わらないのできちんとそれだけで育てれば立派な芝生になるのかもしれないが、如何せん穂を出すのが早すぎる。
 その穂を刈るために芝刈りをしても直ぐに穂を出してしまうために、直ぐに芝生というより穂だらけになる。手入れのあまりされていない公園の芝生などは所々そういう状態になっているのを見かける。
 それさえなければ、比較的低温、高温に強いし、背も高くないので芝刈りの頻度が少なくて済むのでずぼらには最適である。
 上手く芝と交配して、最適な芝生になればと思うが、その穂が出るスピードは生き残るための雑草の優れた点なため、難し出ろうか。

 しかし、今の季節は、本当に庭いじりで手が掛かる時期なのは間違いない。