尖閣諸島

 晴れ、気温はマイナス10度近く、雪は降らないけれど寒さはまだ厳しい。


引用 毎日新聞http://mainichi.jp/select/news/m20130206ddm001030046000c.html

防衛省は5日、東シナ海の公海上で1月30日、警戒監視中の海上自衛隊護衛艦が、中国海軍のフリゲート艦から射撃の照準を合わせる火器管制レーダーを照射されたと発表した。同月19日にはヘリコプターも照射された疑いがある。火器管制レーダー照射は極めて異例で、外務省は2月5日、中国に厳重抗議した。沖縄県尖閣諸島をめぐり日本と中国の対立が続く中、安倍政権は関係改善を呼びかけてきたが、緊張が高まるのは必至だ。

 いよいよ始まったかという感じしかない。遥か彼方の尖閣がもし八丈島辺りに位置していたとしたらと考えれば日本人の考え方はどのように変わったのだろう。今の日本人の多くは、自分の視線に入らない物に関しては無関心を装うとしている気がする。他の大陸の国々は、直に他国と接しているためその辺りには非常に敏感だと思う。

 そして、安倍内閣は、この事態をどのように納めるべきかを考えているのだろうか?領土問題に慣れていない日本国家の対応方法は?

 こういった直に軍艦が接近しているのだから、どんな不測の事態も起こりうる。例えば、中国軍が日本の巡洋艦に故意かミスか不明で発砲してきたとしたら、誤って日本側が発砲したら、どのような状態でも対応できる策を考えていなければ、成り行きに任せていては、対応不能になるだろう。

 さらに、いくらシミュレーションを行っていても、予測の範囲外の事は常に起きる。そのことは訓練して覚悟を決めて置くしかない。その責任を、現場に丸投げして東京でモノを言っていてはいけないのだと思う。

 

 以下は仮定の話なのだが、もし、現場で交戦状態になった場合、反撃の許可はすぐ出せるのであろうか?これは明らかに自衛の範囲内だから、自衛隊法、武力攻撃事態法などから考えて、防衛大臣がその判断を下すことが可能である。

 この際、日米安保同盟が係って来るのであるが、果たして米軍がきちんとした初動を行えるか、未だそういった状態に陥ったことが無い現状で何もわからない。

 更に、もし戦闘状態に落ち居た時、今いる知識人と呼ばれる人たちの行動がどうなのか見ものである。これはまさしく野次馬根性であるが非常に興味がある。日頃の発言からどのように手のひらを返すのか、人の本質は緊急時に現れる。

 ただ、戦闘は起きないようにしなければならないのは間違いなく、その根本的な解決策は果たしてどこに存在するのか?