きたえーる

 曇り、気温はマイナス10度位。


 昨日は、きたえーるに行った。目的は、レバンガ札幌の試合を見るためである。試合結果は、ここで。

 会場は、大きな器なのでコートが真ん中にあるとそれを囲む観客の配置が重要となる。その配置的に言えば断然月寒コートに軍配が上がる。また交通機関はきたえーるが地下鉄直結に対して、月寒ドームは車中心である。見に来る人がどれを使用するかでその利便性が変わる。

 ただ昨日の観客数ならキタエールは大きすぎた。以前のレラカムイの時の方が多かった。それは、JBLの人気の無さとレバンガの勝利数に影響されることが大きいだろう。

 相手は、パナソニック(来季新チームに移行する)ということで相手選手に期待したのだが、久しぶりに見る相手のメンバーは殆ど知らない選手に変わっていた。PG、CFくらいだろうか知っていたのは。

 レバンガにしても知っている選手は、折茂、桜井、阿部、野口、ジャイルイスくらいなもので、本当に追いかけているわけでは無い。

 それにしても試合内容は、日本の最高峰のプロリーグとしては情けない。何が足りないかと言えばやはりプロならではの高い技術と、観客を喜ばせるプレーである。

 社会人なら勝利至上主義というのも判るが、プロの試合で、淡々と得点ゲームをするのならこの先は無い。更に高い技術を見せるべき試合で、ダブドリ、トラベリングなどが繰り返されては見るものをしらけさせる。

 この試合には、多くの小学生、中学生、高校生が見に来ていた。その子供たちに将来を夢見されるような試合をしていたか甚だ疑問である。

 この先、JBLとbjの統合も上手く行っていない。これでは選手たちもプロで飯を食う理由が不透明になり、その結果選手生活は大学までとなりかねない。

 もともと、日本のバスケットの実力は、世界的に見ればオリンピックにも出ることのできないレベルにある。それを常時出場するようにするためには、やはり国内リーグの底上げが必要である。

 

 日本バスケットボール協会幹部は、面子では無く実を取ることを優先して行動すべき時期に来ているだろう。