自然災害

 曇り、気温はマイナス5度くらいと思うが、もう少し低いかもしれない。殆ど風が無いため体感温度は低く感じられる。

引用 北海道新聞http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/446378.html) 

暴風雪で母子4人が車内に閉じこめられ、死亡した根室管内中標津町道道を含め、釧路建設管理部中標津出張所管内で、車がないことを確認した上で、通行止めにした道道26路線で立ち往生した車が計65台に上ることが4日、分かった。同管理部は「通行止め後、道道を横切る町道などから入ってきた車が取り残されたため」とみている。

 今回の事故を受けて対策が色々なところから出てきているようだ。その一つが、天気予報の伝え方をもっと判りやすく危険性を知らせようというものである。

 ただ、こういった注意を聞き流す場合が日常生活では殆どなので効果の程は判らない。ただ、改善するには時間が掛からないものの一つである。

 こういった暴風雪は、北海道では地域によっては、年に複数回訪れる場所が多いが、今回死傷者が出た場所は、比較的風説の被害が起こりにくい所で起きたと思われる。

 普段から、吹雪が日常的にある場所では、あの日のような天候時に外出することは少ない。みんなじっと収まるのを待つことを知っている。

 普段あまり起こらないような所では、自分の所もそうだが、この程度ならという軽い気持ちで外に出てしまう可能性がある。あの日は、吹雪いたり時折青空が見えたりして油断を生みやすい天候だった。あの少し収まるかなと思った時に車で出かけた人は大変だったかもしれない。

 更に、吹雪でも車では無く歩きだったらと考えた人もいるようだが、あの風は、強い時は体が持って行かれそうに成るほどの風速だったため、本当に危険な状態だった。街中なら避難するところが有ったかもしれないが、畑地などの場合、風を避ける場所も見当たらなかっただろう。

 今後も起きる可能性があるが、それに対応する対策の方法は無い。ああいった時は外出を控えるしかない。後は、早めに通行止めにして車が雪に埋まるような状態になるのを避けるくらいだろうか。

 後は、起きた時にどういう救助体制を取るかである。今回も携帯で救助の知らせが有ったそうだが、現場に行けなかったり、他の現場に出動していたりしていて、救助に向かえなかった。また、向かっても車から既に離れていて人を探せなかったということも有ったようだ。

 救助に向かうにしても、相当な装備が必要で、それなりの人員の確保もいるだろうが、そういった人員を常時確保できるほど財政的余裕は無いだろう。いざという時には地域の人たちが自分たちの力で守るしかない。

 地方は過疎化が進み、若者が減り、要るのは年寄りばかりに成り、そういった時に力を出せる人は少ない。また家と家との距離は何百メートルもあり、お互いに助け合うにしてもその距離が邪魔をする。都市部の救助隊が現場に行くにしても悪天候が邪魔をすれば、何の手立ても無くなる。

 今回の事故は、本当に北海道の自然の厳しさを改めて思い知らされた。こういった自然の驚異についてただじっと身をひそめそれが過ぎ去るのを待つしか方法は無いという事である。