J2観客数

 晴れ、朝方一時雪がチラついた。夜中に降った雪は4、5cmというところである。気温はマイナス5度くらい。

 J2 第5節

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松本 9,038人

富山 4,353人

岐阜 3,294人

鳥取 2,900人

北九州 3,146人

福岡 5,188人

水戸 2,584人

東京V 3,291人

横浜FC 4,271人

G大阪 11,117人

神戸 6,594人

 上の数字は、J2第5節の入場者数である。一番最多でG大阪の11,117人、最低は、水戸の2,584人である。これでどの程度の入場者による収入があるか?

 客席のチケット料金は、各チームで異なるため単純に計算できないが、おおよそ2,500円とするなら、2800万から700万程度の収入が上がる。これから人件費、会場代、警備費用等を引けば一試合ごとの収入が計算できる。

これも、会場代を自治体が負担したりするため厳密には計算できないが、ざっと50%の経費が掛かると考えれば、1試合、1400万から350万円となる。

 これが、年間42試合でホームゲームが21試合であるので、単純に掛ければ、3億から7千万という収入になる。

 これも単純に計算するわけにいかないが、チームの運営費が、例えば札幌でいえば2011年の決算書を見れば、3億1千万となっているので、平均入場者数が1万程度あったと思うの概ね近い数字だろう。

 クラブの運営費用が、この2011年で14億弱だったので、入場料収入はスポンサー費の次に大事な収入になるわけである。

 となると、やはり観客数が2,3千人では、チーム運営費を維持することもままならず、選手を維持するのも大変な費用になるという事である。

 今年のコンサドーレ札幌の選手の人件費は、2億5千万以内に収める予定である。そのためアウェーの控えは5人しか帯同しないくらいである。

 ただし、観客数が今の2倍に増やすのは相当の営業努力が必要である。メディアが野球中心の北海道で、どれだけ選手を身近に感じてもらうかが必要であるし、今いる選手の中からスター選手を生み出すのも一つの方法だろうが、そう簡単では無い。

 ただコンサドーレ札幌には一つの光明がある。それはユース出身の選手が多数を占めるという事である。そしてそのユースは、道内でただ一つのプロチームの下部組織であるので、道内で他チーム選手獲得競争する必要が無いという恵まれた条件にあるという事である。

 ここにコンサドーレ札幌の将来を掛けることができるはずである。ここで経営の判断を誤らなければ、10年20年後には、優れた選手が軒並み自前でそろえられるというバルセロナのようなチームにもなれるはずである。

 そのためには、今の入場者数を、平均1万5千、2万と増やす努力が必要だろう。平均2万に成れば、収入は6億である。そうなれば、自然とスポンサーも増えるだろう。更に言えば、チームが勝利することも重要である。負けるチームを応援する心に余裕のある人は少ない。

 次のガンバ戦、勝利を納めることがチームの将来を形作ることの第一歩になる。