ゴールデンウィーク明け

 曇り、時折冷たい風が強く吹く、気温は2,3度と寒い。


 ゴールデンウィークもあっという間に終わった。そしてその間少しも良い天気というものが無く、雨か曇りという最悪の5月初めだった。

 昨日は、漸くコンサドーレ札幌が、横野と岡本のゴールで勝ち点3をゲットした。最後北九州のゴールバー直撃のシュートをくらいヒヤッとさせたが、逃げ切った。

 札幌は、目まぐるしく選手が入れ変わる。それは確固たるレギュラー選手がいないという事である。それが良い事か悪い事かと言えば、J1に上がろうとするチームとしては問題がある。それは、やはり連携というところで意思の疎通が上手く計れないというところである。しかし、若手を伸ばし将来に懸けるというのならありだろう。今の時点では、それを気長に見守って行くしかない。

 3月、4月、5月と3か月試合を見て感じるのは、やはりスタミナが切れるという事だろう。最近のJ2は、やはりどのチームの選手も札幌と比べて後半息切れしない印象がある。札幌があれだけ若いチームなのに後半息切れしてしまうのとは対照的である。

 若さゆえの体力の配分を考えていないという面はあるだろうが、それを理由にしては、将来は無い。今の内からスタミナを温存する術を身に着けてしまえば、脂の乗り切った時期に本当に走らなくなる。

 世界のビッグチームで活躍する20代前半の選手たちは、本当に走りきることができる選手が殆どである。休み休みプレーできるのは、バルセロナのメッシ位だろう。それ以外の選手たちは、本当に全速力で攻撃に加わる。そして守備もする。それが当たり前の風潮である。

 もし、コンサドーレから世界に出ようとするなら、やはりすべてにおいて最高の動きをしていかなければ、到底活躍など無理である。開幕前古田が、スイスに移籍するかもという事が有ったが、もし行っていたとしても大成できなかっただろう。

 日本での外国籍選手が、後半スタミナが切れて、シュートが枠に飛ばない、パスミスを繰り返していたら、どう評価するだろう。きっと使えない選手と言って非難するだろう。

 

 日本人選手が、外国に行き助っ人として活躍するなら、やはりJリーグでもそれなりの動きと活躍が無ければ、無理だろう。

 そして、13試合を終え、徐々に札幌に対する見方が変わってきた。もう既にJ1に今年昇格するのを見たいという心境では無く、来年どれくらいやれるかを見たいという気持ちになってきた。

 きっと来年は、優勝争いに加わることができるだろう。