寒い5月

 曇り、気温は7度くらい。比較的暖かい方である。日中も15度程度は気温が上昇するらしい。

 それでも本州は軒並み夏日のようで、北海道とは10度以上の気温差がある。本当に長い送風管を使い温度を入れ替えたいぐらいである。

 この気温差を利用できれば、発電ができるのだが、丁度隣り合わせに無いのが弱点である。送られる冷たい空気が本州にたどり着く前に熱せられてしまうから、これが逆でも同じである。中々上手く行かないものである。

 そういう意味で、これとこれを利用すればというものが沢山ある。例えば、東京なら東京湾の海水の温度を利用すればと思うし、関東平野を流れる、利根川、荒川、江戸川すべてに自家発電用の水車を建設すれば相当な発電が見込めるし、東京が発する熱エネルギーを蓄えられれば、相当な熱量を稼ぐことができるだろう。

 それを上手く利用できるような仕組みを考えれば、日本のエネルギー事情、或いは世界のエネルギー事情は新しい時代を迎えることができるはずである。

 世界的には、既に石油、天然ガスの力が強い。そういう中で新エネルギーの開発には、色々な困難が伴う。日本でさえ、電力をキーをする企業群の力は依然強い。その中で、その力関係を覆すのは並大抵の努力ではできないだろう。

 そこで考えられるのは、やはり発展途上国での開発である。それも石油などの化石燃料が出ない国が良い。そこでエネルギー革命を起こせば、その技術は世界を席巻するだろう。

 

 北海道もそうである。この時期のこの寒さは、本当に堪える。体もそうだが、農業生産、物流など色々な部分で北海道民に与える影響は、大きい。この寒さを逆手に、何か革新的な事業が生まれないだろうか?

 逆境にこそ生きる道は、必ずあるはずである。