何処へ向かう橋下市長

 曇り、時々小さな雨粒がパラつく。気温は6度。

 日本維新の会の橋下代表の発言が大きく取り上げられているが、これは、最近影が薄くなってきた自分の存在を少し世間にアピールするためのパフォーマンスの一つである可能性が高い。そして、その言動は計画的に行っていると思いたいが、本来彼が持つ本能がそうさせている可能性がある。

 一時期、日本の総理大臣の候補に上がるほど人気だったが、どこかでそれをさせないように流れが変わった。その流れの変化に彼が付いていけなかった。その流れを自分に引き寄せるための石原さんだったが、その石原さんも都知事をやめてから急に老化が進んできた。

 そのため、維新の会にすり寄ってきて漁夫の利を得ようとしてきた輩が、また時期を見て他の明かりを求めて飛びだすのだろう。

 大阪都構想から始まった維新の会の躍進、その中心にいた橋下さんの光は、そのローカルな主張を公約として戦うことで徐々に勢いを大阪に閉じ込めてしまった感がある。きっと今回の言動で大阪以外の支持者が離れて行くことだろう。

 今後、彼に国を背負って立つ気概が果たしてあるのであろうか?もし直接話せる機会があるのなら聞いてみたいが、そんなことは無いだろう。