株安

 曇り、気温は8度で風があるため体感はそれより低い。夏はまだまだというところである。今年は、急に夏が来てあっという間に秋に成るような予感がする。

引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXNASB7IAA05_24052013000000) 

23日の米株式相場は小幅続落した。ダウ工業株30種平均は前日比12ドル67セント(0.1%)安の1万5294ドル50セントで終えた。日本株相場の急落を受け、米市場でも運用リスクを回避する動きが広がった。ただ、売りが一巡すると下げ渋った。良好な米経済指標が相次ぎ、投資家心理がやや改善。相場は時間の経過とともに落ち着きを取り戻した。

 世界同時株安となった。基本的には、利益確定の目的で投資家が売りに入り、それに追随した自動売買システムが利益を確保するために動作して株暴落の流れを作ったとみる。

 自動売買システムの動作は、ナノ秒単位であるが、その取引を受ける証券取引所のコンピュータの処理速度は、例えば東京証券取引所の場合900マイクロ秒と言われている。

 このようなスピードで一時に大量の株取引が行われると、当然事故も起こる、それを防ぐためサーキット・ブレーカー制度という名前の取引制限が掛かることになる。

 既に、株取引は人間の判断を超えた領域に到達している。そのため、株取引の判断は、優秀なアルゴリズムをどうやって作り上げるかというところに既に進んでいる。

 このように、株の上げ下げに一喜一憂している人間の傍らで黙々と取引が行われているわけで、世界同時株安も同時株高も一瞬のうちに起こりうるわけである。

 個人投資家が利益を得るのも、そういったコンピュータ処理の動きにどうやって乗ることができるかという事に掛かっているのだろう。