W杯出場決定

 曇り、気温は10度くらい。朝の気温としては当たり前の温度なのだが、東京辺りと比べるとかなり寒いと感じてしまう。

 昨日は、日本対オーストラリアのW杯最終予選を前半の15分辺りから見始めた。試合は、日本のペースだったが、本田、岡崎の前日帰国組の疲れが目立った。

 本田自体は、動き的には他の選手と同様の動きなのだが、最後の最後でバランスを崩す、或いは切れのようなものが不足しており、ボールのない所では、疲労が見て取れる動きをしていた。

 もし、日本代表に同レベルの選手が居れば交代が有ったろうが、ザッケローニとって本田は、代表のそして自分がW杯監督としてブラジルへ行けるかの生命線だったから交代のそぶりも見せなかった。

 

 更に、ニキビが酷かった香川、長谷部などの海外組もシーズンが終わり、相当な疲労が蓄積していることが伺えるように、素晴らしい動きとは言えず、更に国内組の遠藤の動きも、全てが完璧では無く、所々でミスをする姿は、やはり日本代表の世代交代の時期が近付いていることを思い知らされた。

 後半の後半、相手に幸運なゴールを決められ、これで出場決定が持ち越されたかに思われたAT前、日本代表の勝利への執念が僅かに相手を上回った結果、PKのチャンスを得ることになった。あのハンドも、相手が日本にW杯出場を応援してくれたようなものである。

 ただし、あのPKも前の試合の遠藤の失敗が頭をよぎる中、本田がゴール真ん中に決める。まさしくメイクドラマである。まさしく簡単に出場を決めないところが放送しているテレビ局にとってもウハウハだっただろう。

 先にも書いたが、やはりW杯のためには今の不動のレギュラー陣の入れ替えも必要になるだろう。それは、負ければ首が飛んだかもしれないザッケローニの心にもきっとあるだろう。

 

 その中で、やはり素人が見ても判るポイントは、前田、遠藤、長谷部、内田、川島の所だろう。かなり安定はしているのだが、どこかで何回かミスをする。それは、疲れもあるのだろうが、不調に陥った際のバックアップの駒が不足している。そこを分厚くするには、もう1試合残ったイラク戦とコンフェデレーション杯で試すしかない。

 でも、これはという選手は、既に外国に渡り、国内で残った選手は、いざ代表の試合となると動きが硬くなる傾向がある。それは、大舞台慣れしていないという表現が本当に当てはまる。

 南アフリカ大会が開催されたのがついこの間のように感じるが、もうそんな時間が経過してしまったと思うと考え深い。