対愛媛戦

 曇りだが、その内晴れそうな天候である。

 昨日は、厚別で仕事人ナイトだった。今節の相手は、相手のホームで散々な負け方をした愛媛。ここで負けると昇格プレーオフの権利が遠のく。その意味でいえば負けられない試合というフレーズが似合うことになる。

 しかし、残念なことに仕事の関係で厚別に行くことが出来ず、家に帰ってから録画を見る。

 試合は、札幌の速い前目からの潰しが効き、有利に進めるが、それでも愛媛にチャンスは巡る時はあるのはサッカーでは普通である。その右サイドからのセンタリングにドフリーでヘディングを打たれ、それが決まっていれば、流れは愛媛に傾いたかもしれない。そのチャンスを外してくれたところは、札幌に運がある。

 その後、前田のビューティフルシュート、内村のゴールと前半に2点を入れゲームは折り返し、後半、2度内村がキーパーと一対一になるがキーパーの攻守に阻まれ、2-0のまま終盤を迎え、交代で入ったフェホがレコンビンのCKを上手くあわせて止めを刺す。

 見た目は頭で得点を取りそうな選手なのに、頭を使うのを本能的に嫌がるところがあるフェホが、頭でゴールを上げる展開になるとは思わなかった。それだけレコンビンのキックが良かった。今のところ補強は当りと言って良いだろう。

 

 誠に持って完璧な勝利と言えるだろう。ここに来て財前監督の調子の良い者を使うという方針が生きてきた。もし、ずっと不動のメンバーで戦ってきていたら、今頃選手たちは疲労の蓄積で下降線を辿っていただろうが、メンバーを変えることでそれなりに交代選手の力量も上がり、今の現状がある。もしかしたら名監督なのかもしれない。

 日曜日にガンバに負けたため11位に落ちていたが、この試合に勝ってまた8位に戻し、6位以内とは勝ち点3差につけた。この後、変に試合を賭さなければ最後には6位以内に入る可能性が高くなってきた。上位のチームは補強もしているが、この夏場を戦っているだけに戦力が落ちるチームは落ちる。怪我などで離脱した選手に代りに出場する選手の良し悪しで試合内容は極端に変わる。上手く対応できたチームだけが生き残れる展開となった。

 今季は、6位以内が目標であったが、もし最後にJ1に上がるようなことが有れば嬉しいのだが、まだJ1で戦うには十分な戦力では無く、また次の年にJ2に逆戻りをする可能性の方が高い。ただ、J1の舞台で戦ってこそ選手の成長が有り、更にチームが強くなることを思えば、結果オーライといえる。