お金

 雨、気温もそれ程低くなく16度くらいである。


 9月の連休をハードに過ごしたため、体調を少し崩し気味である。色々な行事が有り楽しんだのだが、ここに来てその付けを支払わされたような感じがする。

 来年の4月の消費税が上がることは本決まりである。消費を抑制するという事もあるし、今の給与が全体的に昇給しないのであれば、家計に影響は大で、生活困窮者はどんどん増えることになる。

 低所得者には一律1万円を支給するというような事らしいが、上手くやらなければ格差がどんどん広がって行く。金持ちにしてみれば、自分が得たお金が税金として取られてしまう事は、中々納得しずらいのだろうが、やはりお金は天下の周りものである。自分の利益として貯めて置けるのも一瞬で、やがてそれは自分の懐を潤すことにもなるはずである。

 稼いだ金を有効に使う事も金持ちの使命である。もし、それを死に金として使うのなら、その金持ちを日本から排除するような法律も必要かもしれない。何故なら、その得たお金は、人間社会にいてこそ役に立つものであるからである。もし無人島に行って一人で暮らすなら、蓄えたお金は何の意味もなさない。やはり人がいてこそその金は生きると知るべきだろう。

 

 多くの人が、自分が稼いだお金を使うからこそそこにお金の価値が生まれる。その価値を生み出しているのは国が成り立ってこその事である。その国は、やはりそこに暮らす人間が正常に生活してこそ価値が生まれる。その価値を損なうような使い方をしていては、やがてその国は亡び、紙幣は紙くずになる。それを知っていれば、有効なお金の使い道はどうすべきか理解できるだろう。もし、それを理解できる人間が居なければ、それを教育する必要も出てくるだろう。

 ただし、そういった教育は諸刃の剣である。そこに必ず強制的な方法を取る人間が必ず現れるからである。教科書に書かれたことは絶対であるとする人間である。その人たちは、人それぞれに個性があることを知らない。一端そこを一歩でも踏み誤ると後戻りさせないような方法を取る。

 お金持ちがその稼いだお金を有効に利用することは、本当に国を良くする第一歩である。しかし、上に上げたようにお金の正しい使い道を教えることを強制できない。その中で、如何にお金を循環させるかを工夫するしかない。そして、それが失敗した国は亡びるのを待つしかない。

 今の日本は、お金が権力の一つになっている。どこかの国は、王族、独裁者、軍事力という別な権力の種が支配の源になっている。今の日本も権力の種がお金から別なものに変化しないとも限らない。そういう意味で今、お金を持っている日本人がそれを有効に利用しないといつの間にか権力を失う事になるだろう。