3割負担

 雲の多い晴れ、外気温は朝の6時で-5度くらいまで冷え込んだ。


 今、歯医者に掛かっているのだが、帰る際に支払いがある。そこで自己負担から実際に歯医者がどの程度収入を得ているのかちょっと計算しようと思いたった。

 自分は、本人なので3割負担である。そして支払いは5千円何がしだった。すると、小学校レベルの算数でいえば、分数計算を使うのが本来の方法だろう。

 5,000÷(3/10)

 3割というのが分数で表せば、3/10である。この表現が判りにくいなら、1割が0.1なので3割は0.3と言い換えても良いだろう。

 ではどうして皆は、3割で割ると理解しているだろうか?

 ここでその理屈を理解するには、中学生レベルに成るわけである。

 本来の歯医者の利益をXとすると自分が支払った5,000円の関係は、

 X × 0.3 = 5,000 

 X = 5,000 ÷ 0.3

 X = 5,000 ÷ 3/10

 この方程式を解くことで、自分が支払った現金に対して歯科医院が得た利益を計算するには、5,000円を3/10で割ってやれば良いことが理解できる。

 以上は、中学生が授業で受ける説明に成る。では、この計算を小学生レベルで理解できる説明かというとそうでは無い。あるいは大人でも理解できないレベルだろう。

 まず理解しなければならないのは、5000円という概念だろう。それを理解するのに必要な想像力でもある。

 例として上げるなら、畑に植えた収穫間近の大根やニンジンを想像するのが良いだろう。大根の葉を除けば、大根が地面から顔を出している部分は、丁度2割から3割程度である。引き抜けば、残りの7,8割が姿を現し全体が見える。

 自分たちが支払うのは、その地面から顔を出した部分相当となる。残りの部分は、税金、或いは相互扶助の基金から支払われるのである。

 

 理解していない人は、自分が負担する5,000円が全てと思ってしまい、隠れた部分の負担はどうなっているか理解しないところにある。

 実際の金額を求めるには、

 割り算を使うなら 5,000÷0.3

 掛け算を使うなら 5,000×0.333333・・・(無限小数

 で求められる。

 ここで時間切れとなったので、もう少し続けて書きたいので明日以降に書くことにする。