人類は絶滅するか

 曇り、気温は1度。

 絶滅危惧種というのがある。既に地上から姿を消した種類も多くある。

 そういった絶滅する動物、植物の理由は?

 1.環境が適さなくなった

 2.他の種族に駆逐されてしまった

 3.何らかの変異が起こり生殖能力が落ちた


 などが上げられるだろう。

 この先、恐竜が地球上から消えたように、人類が消え去る時が来るだろう。それは確実で、太陽が終末期を迎え膨張し始めた時、確実に宇宙から地球そのものが消えてしまうからである。それは今の予想では、はるか未来の事なので考えなくても良いかもしれない。

 そのほかに環境の変化が確実に地球にやって来る。それは氷河期と言われるものだが、それにより今いる地球上の人口の半分は減るだろう。また、それに類する影響を与えるのが火山活動の活発化である。

 自然環境の変化は、直ちに食糧問題に直結するので深刻な影響を与えてしまう要素の一つである。

 また、人類は、自分たちが住みよい環境を作るために他の動植物を駆逐してきた。ある種族のために他の種族が駆逐されるのは当たり前であり、それは起きて不思議では無いことである。

 もしかすると、人類が滅ぶほどの影響を与えるのは、ウイルスなどの病原体かもしれない。病気により死滅するのではなく、人類の生殖能力を無くせばそれだけで滅びことは可能である。

 実際、人間は、害虫という名の食糧生産の邪魔になる昆虫を上記の方法で駆除してきた。その原理を使えば、子孫が減少するため何時かは人類そのものが滅びることになる。

 後は、やはり突然変異を起こすことである。その変異がどの過程で起こりうるか想像できないが、人類が今の状態で何万年もいるとは考えずらい。環境に適合するように進化を続けてきているからである。その環境に合わせた適合状態が、環境の激変に適合できないという事も考えられる。

 日本でも、絶滅危惧種を保存しようという動きがあるが、まだ本気では無い。もし、それが日本人みんなの願いなら、現在の環境を犠牲にした開発は有りえない事実である。

 ただし、今後人類がもしかしたら自分たちの種の保存のため、人工授精なりのSFに出てくるような方法で、工場製品のように人を生み出していく可能性も存在する。それにより人類という種族は生き残りを計れるかもしれない。

 例えば、人類が今後、新しい棲家を他の星に求めるため宇宙に飛び出す際、そういった方法でしか長い旅を続けるこては不可能だからである。でも何時かそういう事をすべき時代が必ずやって来る。