情報の海

 雪、気温は0度。しかし風は強く車の運転には注意が必要だろう。


 インターネット上の情報は、ビッグデータそのものである。ありとあらゆる情報がごった煮のように詰め込まれ、仮想空間を彷徨う状態でになっている。

 我々が日常で接している情報は、上澄よりも遥かに少ない情報を見ているだけである。更に、情報の海は、波を立てる表面から遥か深く底まで積み重なった状態にある。そこから本当に有益な情報を探そうとしても、今の検索システムでは不可能に近い。情報の海に深く沈んでしまったデータは日の目を見ずに化石に成る運命である。

 個々に毎朝書かれる情報も、実際のところ数日も経てば誰の目にも触れることが無くなり、そしてあたかも最初から何もなかったような状態になる。

 有益な情報なのかそうでないのか判断すべき方法が無いのが問題なのだろう。確かGoogleもなども検索結果の表示についてその結果が有益か有益でないの判断について色々な工夫をしているが、それは大多数の人にとって有益かであり、個々の人間の求めているものと必ずしも一致するものでは無い。

 その検索に引っ掛からなければ、その情報は無いと同じ事に成る。何故ならインターネットの世界の情報を拾い上げるために、全てのデータを開いてみることは不可能だからである。

 自分が求めているのは、自分にとって有益な情報を検索結果として示してくれることである。それがどんな分野に係らず自分が求めている物を表示できれば良い検索エンジンとなる。

 そのために、インターネット上のデータを拾い集め、翻訳し、最適な結果を表示させるためには巨大コンピューターシステムが必要になる。

 アメリカなどは、そういったアメリカに有害な情報を発信している者や、或いはアメリカにとって有益な情報を収集するためありとあらゆる情報を検索し盗聴をする。今は、その仕組みは国家レベルであるが、遠くない未来には、個人にとって最適な情報収集をしてくれるパーソナルなシステムが現れるのであろうか?

 そうであったとしても、このような駄文はきっとゴミのような存在として認識される程度なのは間違いない所である。