明日、ママがいないの感想

 晴れ、気温はマイナス2度。風が強い。

 

引用 スポーツ報知(http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20140131-OHT1T00023.htm

児童養護施設の団体などから抗議を受け、スポンサー全8社がCMを見合わせている日テレ系ドラマ「明日、ママがいない」(水曜・後10時)について、佐野譲顕(よしあき)制作局長ら3人が30日、都内の全国児童養護施設協議会を訪問し、番組内容の改善を約束した。



 今話題の、「明日、ままがいない」。番組中止を求める組みと、擁護する組みがでて話題性は高い。ただし、前回も書いたが、児童養護施設の設定でなくともドラマは書けた。

 今まで同じような話題性のある、ショッキングな内容で脚本を書いてきた野島伸司が脚本監修をしているのでそうならざる負えなかったのだろう。ドラマの筋盾は陳腐で、芦田愛奈を筆頭とする子役の演技力が無ければ成り立たないドラマである。ドラマに意外性をもたらす余り筋盾があざとい部分は見るものを選ぶし、周りの大人の出演者達の演技が却って浮いて見えるという奇妙なドラマである。

 結論としては、昼ドラマの結論が出ず延々と見るものを何となく次も見たいと思わせるドラマ作りであり、そこに日テレが言うような子供の愛情、親子関係を深く突き詰めるというものでは無い。それは、上辺だけのものである。

 社会派ドラマの枠に放送局としては入れたいのだろうが、そうでは無くコメディでありメロドラマの作りをなぞっただけで、改めて言えば子役を見せるドラマという結論に成る。

 ハッキリ言ってしまえば、ポストやドンキなどという下衆なあだ名で呼び合う事に何の意味もない。これに抗議している方々も無力感を感じることだろうし、抗議が番組の宣伝に利用されることのジレンマを感じているのではないだろうか。

 2日前で3回の放送が終わり、これから後半に向けて最初考えたストーリーを変えるとテレビ局が言っていると言うが、無理やり社会派ドラマすることでこの先の展開がどう変わるのか興味はある。もし可能なら三谷幸喜あたりに参加してもらいどんでん返しの繰り返しのような筋書きにするのもありだろう。

 それぐらいのコメディに徹し、自分を卑下し、徹底的に笑い倒すコメディにすべきだろう。並みだは不要と思う。