袴田事件

 曇り、気温は零度。空気が土の粉を含んだような状態で、しばらく歩いていると喉がやられてしまうくらいである。中国からのPM2.5と黄砂が北海道まで来ているらしい。

引用 NHK(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/t10013280161000.html) 

昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、静岡地方裁判所は死刑が確定していた袴田巌元被告の再審=裁判のやり直しを認める決定を出しました。

また、裁判所は「捜査機関が証拠をねつ造した疑いがあり、無実の人を陥れて長期間拘束を続けたことになる」と当時の捜査を厳しく批判し、釈放を認める異例の決定を出しました

 袴田事件というのを実は良く知らず、今回の裁判で事件の内容を調べて見る気になった。

 ネットで調べてみると一人の人物がこの事件のカギを握る人物であると判るのであるが、その人物を調べれば調べる程恐怖が沸く。

 その人物の名は、当時の静岡県警の刑事であった紅林麻雄である。彼の手掛けた凶悪犯罪事件である、幸浦事件、二俣事件、小島事件、島田事件という全てが冤罪を認められ無罪となった。

 警察官の中に無実の人間を罪に陥れ、真犯人を見逃したことに成る。もし自分が逮捕され拷問に近い尋問を受けてもなお無実を言い続けることができる自信は無い。そういう意味で、そういった事が起きない警察であってほしいと思う。

 袴田事件の無罪が確定した場合、この当時の操作方法、警察の組織体質、裁判所、そして紅林警部の罪を明らかにしなければならない。

 今後、こういった安易な操作で事件解決をめざし、手柄を立てようとする人物が現れないとも限らず、取り調べの透明化はもちろんの事、裁判所と検察、警察のなあなあの構造を改めることが出来なければ誰もが突然犯罪者に仕立て上げられることに成るからである。

 もし興味のある方は、ネットで検索して調べてみることをお勧めする。