京都戦

 晴れ、気温は1度。風が吹くと寒さを感じるが、今までとは雲泥の差である。これから日中の気温はどんどん上昇するが、朝方の気温は5月末まで4,5度で推移する。


 昨日の京都戦、スカパーで応援した。

 試合は、前半の河合のシュートが防がれその後も惜しいチャンスを逃してしまい嫌な雰囲気になってしまった。札幌の選手は、京都相手に速攻を繰り返しお互いに消耗してしまい後半もしかすると危ないという気にさせられた。

 案の定、後半上手く位置取りされ、京都に先制される嫌なゲームになってしまった。そこで、札幌の動きが落ちると危ないし、交代選手の力が必要だった。特に内村の運動量の低下が心配で、何故なら前半攻めの時に既に足がつったようなそぶりを見せていたからである。

 後半も好機に砂川から出たスルーパスに追いつけず、これで速攻での得点が望めない状態であるのが判ったため、その役割を果たせる選手が必要だった。

 代りに入った選手は、都倉、榊、菊岡、代わりに出た選手は、石井、前田、砂川だった。内村の代りは今の札幌にはいない。これは内村選手が怪我をしたりイエローの累積で出場できない場合困ることに成る。

 試合は、菊岡のCKから宮澤がシュートしそれをお尻でコースを変えた内村の得点となり同点に追いつく。お互い攻め合いに成るが、都倉のシュートとヘッドが決まっていたらという所だけで引き分けで終わる。

 札幌の問題点は、やはり内村以外に得点する可能性が高い選手をどうそろえるかである。それが揃えなければ昇格は無い。

 交代で入った榊は、やはり上原の蓋をするだけで上手く機能しない。その辺り榊に動きの指示が出来ているのだろうか?上原もコンビでパス交換をして上がることを榊に対してはしない。その辺りもう少しコンビネーションが必要である。あと河合キャプテンであるが、やはりあの動きを90分続けるのは不可能である。できるならスイパーとして守りを中心に動く範囲を狭めた方がもっと守りに貢献できるのではないだろうか?

 あの判断能力を盗める若手が出てこないのが少しさびしい。上里が出てきても直ぐにフルには出場できないだろうし、深井も当分時間が掛かるだろう。そうすると、中原、前兄弟が、河合を追い落とすくらいの力をつけてこなければならないはずである。上里、深井がいない間にレギュラーを不動のものとするような選手よ出てこいと言いたい。

 他の試合をスカパーで見ていたが、やはりJ1、J2合わせて18、19の世代が試合に出て活躍している。それを見ていると、今の札幌でユースから生え抜きでレギュラーに出ているのは、奈良だけと少しさびしい。石井は一度外へ出て戻ってきているのであるが、それを入れても2人。松山光プロジェクトを成功させるのもその世代がゲームに出て活躍するようでなければならない。

 次は、ドームで松本戦である。これも簡単に勝てるチームでは無い。今季の組み合わせは冬の間充分に体を動かせなく基本的にスタートダッシュに弱い札幌にとって酷な組み合わせである。

 できるなら本調子になった時点で開幕すれば、このような組み合わせも問題ないのだが、他のチームが開幕に合わせ調子を整えてくるので、どのチームも手ごわく、油断すれば足元を掬われる可能性が高いために勝ち続けるのは至難の業である。

 この調子で5月を乗り越えた時点でロケットスタートが出来れば優勝も可能だが、既に首位の湘南が連勝を続けているために、これに追いつくには相当の連勝が札幌にも必要なだけに、小野が加入する前から連勝をしなければならない。