津波

曇り、気温は4度。昨日より8度も上がったが、風が強くその違いがあまり判らない。

引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2014040300032

気象庁は3日午前3時、北海道から東北、関東(茨城と千葉)の太平洋沿岸と伊豆・小笠原諸島津波注意報を発令した。南米チリ沖で起きた地震による津波で、高さは20センチから最大でも1メートルと予想される。

 過去にもチリ地震による津波が日本に押し寄せ大きな被害をもたらしたことがある。そのことを考えるとどの程度の津波が来るか予想できないのではあるが、やはりのど元過ぎれば熱さ忘れるということわざ通りのことが見受けられた。

 それは、朝のテレビで函館の砂浜を津波が来ると予想される時間帯にカメラで捉えていたのであるが、その砂浜の波打ち際をのんびり歩く人の姿が映し出されていた。アナウンサーが必死に避難を呼びかけているにも関わらずである。もし、1m程度の津波が押し寄せていたならあの人は確実に波にのまれていただろう。

 きっとあの人は、そういった津波が来るのを知らなかったか、知っていても逃げ切れると思って歩いていたのであろう。まあそんなものである。結果的に大津波が日本に押し寄せてくる気配は無く、被害はなさそうである。

 こういった情報がたちどころに日本に伝わり、津波の警戒警報が発令され避難勧告が出されるが、1960年にあったチリ地震津波については、今のような情報が流れず突然の津波で大勢の方が亡くなった。きっと遠く離れた地域で起きた地震で大きな津波が来るとは予想できなかったのであろう。

 丁度、池に大きな石を投げ込むと岸までその波紋が届くように太平洋は大きな池のようなものである、地球裏側で起きた波紋はやがて対岸に届くのは、まさしく物理の教科書的筋書きである。

 だけれども、今回のように大々的に警報を呼びかけるなら実際に1m程度の津波が来なければ、却って人々を油断させる原因になってしまう。被害が無い程度に危険性を味合うのも大事な事であったと思う。やはり何事も予想通りとはいかない。