日本代表

 曇り、気温は14度。この朝方の気温は、梅雨状態に入ってからほとんど変わらない。日中は、晴れて気温も上がるようである。

 今日の朝は、ブラジルの試合をNHKでやっていた。途中まで見てから早朝ランに出かけたので試合結果は見ていないのだが、ブラジルが勝っただろう。

 

 そして、明日は同じ時間帯に日本代表の試合がある。予選リーグの試合の最後の試合であり、この試合に勝てば決勝リーグに進める可能性があるのだが、よりによってコロンビアというボスキャラである。2点以上の差で勝ちあがる可能性が出てくるがそれが出来るかどうかは本当に厳しいところだろう。

 きっと選手たちは、今までの勝ち負けを忘れて、コロンビアと力対力で勝負するものだと信じたい。ザック監督にとっても今までの代表を見ていたものとしてここで力を発揮して初めて評価を受けることに成る。ここで負けてしまえば今までの苦労は水の泡になると思って良い。

 前の岡田さんが、予選リーグの戦いの中でで散々非難されても本番でベスト16という結果を出したことで評価されている。やはり、結果を出さなければ評価はされない。頑張った努力は認められても、本来の力を発揮できなければただの人である。そういった意味で、ここで結果を出すための秘策を練る必要がある。

”日本代表 コロンビアとの戦いに臨む”

 ザック監督は、予選2試合とも相手に合わせた試合運びを考えていない節がある。それは、日本代表の選手が普段の力を発揮すれば必ず勝てるという自信が有ったが故かもしれない。しかし、残念ながら相手が日本の戦いを研究し丸裸にされたような感じである。本当に残念なのは、一人多い状況で戦ったギリシャ戦と、先制点を上げながら尻つぼみに成ったコートジボワール戦の作戦である。本当に選手交代を有効に使ったとは言えない采配にはがっかりした。

 ザック監督の作戦が嵌らなかった理由は、本来絶好調であるべき、本田、香川の両選手が最高のコンディションで試合に臨めなかったという事である。本田は、ミランに移籍してからこれはという活躍が無く、香川に至ってはレギュラー落ちでベンチにも入れないという環境が1年間続いた。本当だったら移籍してでも試合に出るべきだっただろうが、それをしなかった理由が有るのだろう。

 

 2人の調子に引っ張られるように、長友、岡崎選手の調子も下降気味である。やはり使われてナンボの選手であり、2人を有効に使う人間が好調でなければ話に成らないのである。

 前の2人が不調に陥っているためコンビネーションが悪くなり、前線からのプレスも有効にならず、守備にも影響を与えている。その一つが、コートジボアール戦である。2人が攻め込む時間を上手く作ってくれることによって後ろの選手たちが前に上がれたのに、その二人がパスミスを繰り返しカウンターを食らうようになると、失点を警戒してどんどん下がりだす、前と後ろの間が空くことで前の線が下がってボールを受けるようになり、前でのチャンスメイクの時間が乏しくなる。その繰り返しが日本を悪い状況に導いている。

 ここで本田、香川選手の2人を先発から外すことも普通だったら必要だが、ザック監督も日本のキープレーヤーである本田選手だけは外すことができない。その代りを果たす選手を連れてこなかったからである。丁度、本田選手があのドイツのあの旅人中田と被る様相を見せている。

 できることならドイツの時とは違った結果を出して欲しい。試合終了後大の字に寝そべる本田選手の姿を見たくないものである。更に二人目の旅人は日本代表には不要である。