エボラ

 晴れ、気温は19度。日差しは秋のものである。


 エボラ出血熱の死者数が1000人を超えたと報じられている。

引用 CNN(http://www.cnn.co.jp/world/35052273.html

西アフリカでエボラ出血熱が大流行している問題で、リベリアでエボラに感染しスペインに帰国していた神父が12日、死亡した。スペイン首都マドリードの入院先の病院が明らかにした。

世界保健機関(WHO)によれば、エボラ出血熱による死者数は1013人、感染者数は1848人に上るとみられている。

 死者数は確認できたものだけで、それ以上に存在する可能性がある。こういった状態を英語でパンデミック(pandemic)と言われる。まさに今の西アフリカの状態はそういった状態である。

 これがこの地域に閉じこまれるのか閉じ込められないのかは、世界に及ぼす影響は大きすぎる。この封じ込めのために各国の医師が赴いているが、その医師が患者の治療中に感染してしまうという状態では、危険度が高すぎて今後の医療活動を控えさせる原因になるだろう。

 エボラ出血熱に効きそうな未承認薬の話題が出ているが、その効果が低ければ世界に広まることだろう。果たして今後、この猛威は際限なく続くのだろうか、それとも今まで大流行したスペインかぜやコレラなどのように、いつの間にか収まってしまうものなのか予想がつかない。

 もし、無事終息したとしても、それが根絶やしにされるか、ワクチンなどが開発され感染を予防できるように成らなければまた大流行するだろう。ここで恐ろしいのは、病原菌を生物兵器にするような人間が現れる可能性である。特効薬が無ければそれを兵器として使用する側も罹患してしまうので有りえないが、テロのような手段では自分を犠牲にしてまでも犯行を起こすことがあるのでそんな映画のような展開が起こるのではないかと心配になる。

 今後も、この病気は人間を悩ませる存在に成るだろう。