議員

 曇り、気温は19度。ひんやりした朝である。

 朝のニュースで、大阪府議だった野々村氏の話題を報じていた。こうしてみると凄い議員だったのだと思う。民主主義も完全では無い。こういった議員として不適格な人物も選挙民に選ばれる。

 千強で投票する際、自分でもそうだがどれだけ無責任かという事でもある。本来ならある期間その人となりを観察して選ぶならともかく、一週間、二週間の選挙期間中にその人となりを見極めて選ぶのだから、そんなに簡単では無い筈なのに、取りあえず投票してみるかという思いで投票するわけである。

 議員にしろ、役員にしろ、色々な長を選ぶ際に選択基準となるのは、真面目そう、面白そうなどという、外見で判断してしまう。同じ組織で長年一緒にいるならともかく、自分の知らない所から出てくるのだから、選択基準はそういったものでしかない。

 選ばれる方も、名誉職というような感じで、周りにただ座っているだけで良いからと言われてその席に立候補するわけであるが、実際はそう簡単では無い。何もしなければ無能と呼ばれるし、いざ何かをしようとすれば、周りの協力を得るため動き回らなければならないし、やればやるほど忙しく苦労するはずである。

 

 だから安易に選択することは慎むべきだろう。だけれども選挙で真剣に選ぼうとすると適任者がいないという事もそうなれば白紙投票になる。それも納得がいかないものである。