パンデミック

 晴れ、気温は13度。風が少し吹くためそれ以上に寒さを感じる。


 昨日は、エボラの話を書いたが、地球変動と同時に未知のウィルスの大流行という、人類にとって苦難が今後襲いかかるような時代になってきた。

 未知のウィルスの大流行といえば、14世紀にヨーロッパで大流行したペストが有名である。その際人口の3割が死亡したと言われている。その当時ペストに対する特効薬が無いためであった。

 もう一つの大流行は、スペインかぜである。これは19世紀に大流行し、多くの人が亡くなった。これもその当時、特効薬は無かった。

 この様に、特効薬が見つからないままに大流行に成れば、人口の3割程度は確実に死亡している。

 今後、エボラウィルスの他に危険なウィルスとしては、鳥インフルエンザウィルスなどがあるが、それ以外にも、現在の治療法のあるウィルスが突然変異を起こし、特効薬が効かなくなればどのウィルスも人類にとって脅威となりうる。

 昨日も書いたが交通網が発達した現在、瞬く間に世界各地に伝搬していく。それは14世紀のペストの比では無い広がり方に成るだろう。それに対する備えが各国にあるかと言えば無いというのが現実だろう。

 更に日本も例外なくそういった未知のウィルスの大流行が起こることを予想した対策はまだまだの状態である。こういった災害は、常日頃訓練という形で全国民が何らかの形で加わらなければならない。

 今まで、そういった大流行に会わなかったため国民に、そういったものに対する危機意識は薄く、もし明日にでもそれが起こったのなら局地的なパニックがまず起こり、それが解決されない場合、不安におびえた人間の大移動が起こるだろう。

 その際に、どこにどのような経路で移動するのか、それがどこから情報として伝わるのか、それをまず決めながら準備を進めて行く必要がある。