国会議員

 晴れ、気温は12度。夜に雨が降ったようだ。雪虫が平地にも飛ぶようになってきた。

 昨日は、女性閣僚の辞任があり、安倍内閣の今後が心配されている。今回の件、まったくもって政治家は税金を使いながらも公僕としての意識は既に無く、ある意味特権階級としての地位を手に入れようとしているのだなと思う。

 辞職した2世議員の後釜に、元総理の縁者の議員が大臣に成るところから見ても、政治家というのは家元制度のように続いて行くのだということである。

 あともう一つ言えば、議員定数削減の話題がさっぱり出てこなくなったことである。これも既得権益というものなのだろうが、一層の事20歳以上の国民は全て国会議員にしてしまえばよい。そうすれば、選挙自体もいらないし、政治家たちに歳費や政治活動資金などというのも必要なくなる。

 インターネットが此れだけ普及し、老若男女が何らかの端末を持つようになって、全ての議決は、ネット投票にすればよい。政治家を一度普通の地位に引き摺り下ろし、そこから民主主義を構築するのも良いだろう。

 それは、実験的な物にはなるだろうが、却って潔良い。新しい民主主義の形として是非進めて欲しい。

 今の、政治システムを続けて行くと、いつの間にか貴族、華族制度が復活しかねない。それが政治家たちの奥底に流れている考えだと思う。

 何故なら、一度当選すれば死ぬまで政治家でいられ、自分が死ねばそれを子孫に受け継がせる。そうして、お金が自動的に懐に入り名誉と共に手に入れられるとしたらこれ程ありがたいことは無いだろう。

 今回のことで安倍内閣が退陣し、それと共に日本の政治システムが変わるのなら今回の辞任は画期的な事だと思うが、野党の国会議員も所詮同じ穴の貉ということも考えられる。

 夢も希望も抱かれぬ国に成り果てようとしている。