地震、火山噴火

 曇り、昨日の夜の雨が残っている。気温はマイナス3度。

 熊本の阿蘇山が噴火中のニュースを見て、3年前の大地震の流れが今も日本列島に連鎖が続いているのだなと思う。

 日本列島は、複数のプレートがぶつかり合う過程でできたと思われる。当然その押し合いは今も続いており、特に関東から北陸に抜ける部分は、日本列島を横断する形になっている。

 日本周囲の大陸プレートは、北アメリカプレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの4つである。北海道は、北アメリカプレートの上に乗っており東北も同じである。

 またそのプレートの境界は、海溝になっておりその丁度地表が薄くなったところかその中心に火山帯が走ることになる。中心を走る理由は、両側からのプレートの圧力により挟まれたプレートが丁度中心を上にして折れ曲がったようになってしまったため真ん中に亀裂が入り込んだ状態になっている。その亀裂からマグマが時折吹きだすのが、地表で生活する自分達にとって、火山活動として目にするわけである。

 長野白馬村地震御嶽山の噴火と阿蘇山の噴火は、地域的には別なので連鎖反応とは言い難いが、東日本大震災のプレート同士の圧力が変化したため、その変化がさざ波のように徐々に広がってきているための現象だと思われる。

 こういった現象は、人間が生活する時間よりも遥かに緩やかに起こっている。ある意味、地球という個体がそういった現象を露わにする時間が人類が出現し今まで存在する期間よりも遥かに長く、地球の寿命レベルでいえば一瞬の出来事なのだろう。

 上の述べたように、一つの歯車のずれが連鎖反応のように周囲に伝わり、どこかでまた平衡を保とうとしているのだが、その平衡が訪れる時間は遥かに長いと思う。本当に富士山は噴火し、関東に大震災が来るのは地球レベルではもう直ぐだろう。しかし、人間の感じるレベルの時間では、明日かもしれないし何年も先の事かもしれない。それが地球上で生活するという事だろう。