ツルツル路面

 晴れ、気温はマイナス3度。

 昨日の夜中に降った雨が凍りつき道路はツルツルである。今日も滑って転ぶ人が増えるのであろう。

 転倒した場合、転び具合によって怪我の種類が変わる。例えば、腕をつけば手首の関節付近の骨折をするし、尻餅をつけば尾てい骨の骨折、更に頭を打てば頭蓋骨の骨折を起こす。

 特に気を付けなければならないのは、転倒して頭部を打った時だろう。骨折などの明らかな症状が有れば病院に行って治療するだろうが、たんこぶが出来た程度なら病院に行かず安静にしている人も多いだろう。

 その中の何割かが頭蓋骨内の脳表を包む硬膜とくも膜の間に出血が生じことがある。急性なら直ちに症状が出現するが、じわじわ出血した場合は慢性硬膜下出血という状態になりじわじわと症状が出現する。その発現は数週間から数か月程度の期間であるため、何か精神的症状が出だして気付くことが多い。

 今日のようなツルツル路面で怪我をしてしまうことを避けるためには、やはり外出を控えるのが良いのだろう。後は、靴などの対応しかない。

 いくら北海道に長年暮らしていてもツルツルの路面を滑らず歩くのは至難の業である。丁度スケートリンクの上を歩くのと同じ環境なのだから。