イスラム国

 雨、気温はプラス3度。道路の雪は融けている所と氷が出ている所で歩きづらい。


引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASH1V1RZ5H1VUHBI004.html

過激派組織「イスラム国」が後藤健二さん(47)を解放する条件としてヨルダン政府に釈放を求めたサジダ・リシャウィ死刑囚について、元弁護人が25日、「米軍の攻撃で兄弟を失い、米国を激しく恨んでいた」と朝日新聞の取材に語った。「イスラム国」が釈放を要求した背景に、ヨルダン政府が死刑執行を再開したことも関係しているとの見方を示した。


 イスラム国に拘束されている日本人人質の件、最初は身代金要求だったが、今はヨルダンにいる死刑囚との交換を要求している。

 これに関しては、ヨルダンも空軍パイロットとの交換を優先しているという事なので、今後の進展は不透明である。



 朝日新聞の記事にある死刑囚は、身に爆弾を巻きつけヨルダンの連続爆弾テロ事件の犯人として捕らえられた。その理由が米軍の空爆により家族が死にそれえの憎しみからテロ組織に加わり、今度は、自分と係りを持たない人々を殺そうとした。

 思想信条を抜きに考えると復讐とはいえあさっての方向に向いた行為である。テロ行為が正当化されるわけでは無いが、アメリカでは無くヨルダンの一般市民を大量に犠牲にすることに大義は無い。

 

 もし、この死刑囚がイスラム国に戻り、また同じような事件を起こした場合、一人の命と何十人の命を交換にする可能性もある。

 それがゲームだとすれば、人の命の軽さも判る。これがもし平和な日本国内で起こり、解放された死刑囚が国内で連続爆破テロ事件を引き起こしたとすれば、国民は死刑囚の解放に賛成するだろうか?

 結局どちらの行為にも納得せず、抗議の声を上げるだろう。

 人質交換では無く、身代金でも同じである。身代金で過激派は武器を購入し戦闘で使うだろう。その武器は一つは何百人の犠牲者を生む可能性もある。更に多くの命の犠牲と引き換えに成る可能性がある。

 ただし、こういった考えも大きな流れから言えば、色々な事柄が影響するため一概に決めつけることはできない。一時の平和が得られたとしても過去の出来事を忘れることはできない。

 我々が生きている世界は、ゲームのようなある一定のルールで作られているわけでは無く。色々な人間の思惑を絡めながら動くものである。誰もそれを支配することのできないものである。