コンサドーレキャンプ

 曇り、気温はマイナス4度。風が無いので寒さはそれ程では無い。

 コンサドーレ札幌の沖縄キャンプが開始された今週、相変わらずハムの自主トレのニュースが多い朝の番組でも時折ハムの取材のついでに札幌のキャンプのニュースが入ってくる。

 沖縄は15度くらいという事で現地の人には寒い気温らしいが、北海道から渡った札幌の選手にとって別世界の気温だろう。

引用 北海道新聞http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/589231.html

コンサドーレ札幌の沖縄キャンプは29日、金武町陸上競技場で午前に練習を行った。心肺機能を強化するために、1000メートルのインターバル走を6本こなし、ボールを使った体幹レーニングなども行った。バルバリッチ監督は「キャンプ4日目で状態が良い選手もいれば、悪い選手もいる。沖縄にいる間にばらつきをなくし、全選手の状態を上げていく」と話した。

 この報道にあるように、CPPで見た印象は、少しふっくらとした選手が多かった気がするので、この過酷なトレーニングを無事終えるために少し脂肪を蓄えていたのだろうと思う。

 3月開幕から11月まで、9か月の長丁場であるし、その期間戦える体力と故障しない体を作り上げるキャンプである。そのキャンプでチラホラ故障者が出ているとの報道もあるので、それに関しては運が悪いというしかない。

 選手たちもオフの期間、油断して過ごしてはいないだろう。今年の活躍を望んでキャンプに向かっているわけで、その初っ端から故障というのはついていない。下手すれば今年一年満足な結果を残せないかもしれないスタートだからである。

 そういう意味で、怪我をするというのは不運でしかない。その怪我をしないというのも選手の能力としては必要な事柄である。この先、コンサドーレで成長し、世界に飛び出す選手が出てくる可能性もあるが怪我でその機会を失う事は残念なことである。

 沖縄キャンプは、試合をせず体力づくりに専念するという当初の報道とは違い、練習試合も組まれているようだが、試合の勝ち負けは別に、前後半全力で走れる体力を是非つけて欲しいと思う。やはり戦半後半笛を吹かれるまでの15分は体力的にもきつく集中力が欠ける時間帯である。その時間帯に相手より体力があり意識が集中していれば得点のチャンスは生まれやすい。できるならその時間帯を意識した体力づくりをして欲しいものである。

 去年はその時間帯に成ると札幌の選手の足が止まり、相手が体力で上回られれば失点ということも有ったし、相手の足も止り札幌の選手の足が動けば得点して逃げ切ることも可能な試合も数多くあった。

 技術もそうだが、そこに体力が無ければ一流の選手に成ることはできない、そんなプロの体力と意識を持つ選手が増えれば今年のJ2優勝も夢ではないだろう。