雪まつり

 晴れ。気温はマイナス4度。

 昨日の日中の気温はプラスで推移したが、雨とみぞれが降るあいにくな天気だった。

 そして、久しぶりに札幌雪まつりに出かけてみた。前に書いた通り、朝8時前に大通り公園に着き、人手が少ないうちに講演を往復したのだが、感想は、大雪像が中雪像に変わったである。

 自分の年をとり身長が伸びて何となく雪像が小さく感じたというわけでは無い。大きさが小さくなった感がある。昔なら自衛隊の全面協力の元、大雪像を何基も作り上げ、どれもこれもが精密でお祭りが終わり壊すのがもったいない作りだったのが、自衛隊協力の反対意見からこのような状態になってしまった。

 雪像が小さいからと言って別にもっと大きな雪像を作れと言うわけでは無い。時代は、その時々に合わせ変わって行くもので、そのことに文句をつけることは無い。そんなもんである。

 その代りと言っては何だが、昔と比べて食べ物を売る場所が3倍以上になっている。それは大きな違いである。ただ残念なことに朝早くの時間だったのでどこも閉まっている状態でその味覚を堪能することは無かったのが残念である。

 朝早くて風が有り寒かったが、1時間半ほどうろついて大通りを離れようとする頃には人が徐々に増え始め、賑わいだしそうな雰囲気がし始めた。と同時にみぞれ交じりの雨が降り出したので丁度良かったのかもしれない。

 という事で、昔を知っている人間にとって徐々にお祭りも様変わりをしたという事である。伝統行事となりつつあるお祭りも時間という動かしがたい事象に着いて行かざる負えなくなり、それなりに形を変えて行く。それが新しい伝統を生むのだろう。

 さて、また今度5年くらい後で出かけたらどの程度変わっているのだろう。