ウィークリィーコンサドーレ

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 昨日は、CSでWeekly Consadoleと言う番組を見た。先週からの続きでゲストが中山雅史、野々村社長、吉原宏太が司会である。

 ゴンさんはいつも通り熱いトークを聞かしてくれて、野々村社長は少し控えめに座っている感じであった。両者とも静岡出身で、片や藤枝東、片や清水商というライバル校同士の出身だが、ゴンさんの方が社長より4つ年上であるので高校大学時代と重なっていない。そのせいで社長も遠慮するところがあるのだろう。その点でいえば、コータの方が気楽に話せる立場にある。

 ゴンさんの札幌在籍期間は3年程で社長の方が選手としては2年なのだが、ゴンさんはやはり磐田のゴン中山であり、社長は元コンサドーレ札幌という呼び方をされる。社長は本当はジェフに5年いたのだから元ジェフと呼ばれても可笑しくないのだがすっかり札幌の顔となっている。

 ゴンさんも札幌で殆どリハビリの日々だったので札幌に恩返ししたいとう気持ちが強いのが良く判り何かと札幌の試合に来てくれる。本当は磐田を出るときに指導者として残る道もあったはずなのに現役を貫くため札幌に来たという思いが強く、札幌でやり残した感が強いのではと察する。

 話は、番組の話題に戻ると、その中でやはり印象に強いのは、定食屋で煮込みハンバーグ定食が600円でコーヒーが飲み放題で4杯飲んでお腹を下したという話だったが、本来の話で言うと日本代表で試合に出た時は、何かを残す(相手を傷つける、爪痕を残すという表現で)ことを考えていたと話していた。

 きっと一流選手たちに対して、日本代表に中山という選手が居たことを記憶に留めさせるプレーをしたいという思いだったのだろう。それを、荒野や若い選手たちに同じように熱い気持ちで試合に出て欲しいという事を伝えたかったのだろう。宏太も同じような思い出選手に話すと言っていた。

 コンサドーレ札幌の選手に必要なのはそういった熱い思いだと思う。今いる選手でそれが試合で出せている選手は都倉選手だけだと思う。河合選手は熱い選手なのだけれど試合で出しているとイエローを貰うため押さえているのだと思うので例外である。

 若い選手にもっと熱い気持ちを試合中に見せて欲しい。それが荒野であり堀米であり、中原や神田、小山内といった20前後の選手の役割なのだと思う。去年の試合で荒野が厚別で熱い気持ちを見せていた時が有ったがその後余り奏った姿を見せることが無くなり大人になってしまったのかもしれないが、試合中は普段とは別である。熱い気持ちは他の選手に伝染する。そういった発火点が無ければ負け試合を勝ち試合に変えることは不可能である。

 その傾向は顕著で、開幕から今まで相手に得点を入れられると皆下を向いてしゅんとしてしまう。そのため逆転勝ちの試合が無い。それでは、J1に行っても同じことで、また記録を作って降格する運命である。

 一人一人が熱い気持ちで試合を戦って欲しいし、偉大な先輩がそのことを選手たちに伝えようと努力してくれる。そういった環境があるチームに徐々になってきたのだなと思う。