日本代表

 曇り、気温は18度。

 昨日の試合、家でくつろぎながら見ていたのだが、やはり初戦の戦いは難しい。

 先発は、ここ数試合と変わったのは、左サイドに太田が入ったことぐらいだろうか、それにしても前線の宇佐美、岡崎、香川、本田とゴール前に横並びして何がしたかったのだろう。

 相手のディフェンスラインの間に入り後ろからのボールを待っていたのだろうが、キーパーとの間が近すぎ、更に相手も後ろからのボールを待ち構えているのだからどうしてもボールを受けた時密集になる。敵味方入り乱れてのボールの蹴りあいになるのだからシュートを打てるスペースが無い。メッシあたりがこの中にいればまだしも日本代表の4人にそれを打開する力は無い。

 これで課題が浮かび上がった。FWの序列である。昔オシムが言っていたが、水を撒く人だけでは試合はできない水を運ぶ人も必要だと。前4人の水運び役は長谷部と柴崎の二人だったが、それが機能しない昨日の相手ならもう少し水を運ぶ人間を増やすべきだった。

 引いた相手に攻撃ができる選手は、岡崎ではない。香川もそうである。宇佐美も機能しない。本田は動きが俊敏では無い。結局、昨日の先発であの密集でパフォーマンスを発揮できる選手はいないという結論である。

 そして、トップ下という位置にいた香川に引導を渡した試合だったのは間違いない。

 本当に日本代表の寄せ集め軍団は、ハリルホジッチの力をもってしても変えることはできなかったという事である。今後海外組の能力の見極めと、国内組の抜擢が必要になるだろう。

 監督にとって海外組を大胆に切り捨てる良い口実が出来て良かったのではないだろうか。