黒人差別

 曇り、気温は16度。

 昨日の日中外に出ていた。予報では夏日という事だったが、風が冷たく半袖では寒さを感じる程だった。

引用 ロイター(http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0Z45F120150618) 

米南部サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で起きた銃乱射事件で、警察当局は18日、ディラン・ルーフ容疑者(21)を逮捕した。この事件では、牧師で州上院議員のクレメンタ・ピンクニー氏(41)ら9人が死亡した。

当局者によると、ルーフ容疑者は事件後に逃走していたが、チャールストンから約350キロ離れた場所で逮捕された。逮捕された際、同容疑者は拳銃を所持していたが、抵抗しなかったという。

オバマ大統領は乱射事件について、「黒人教会で起きたことは、我々の歴史の暗部について疑問を投げかけた」と非難。「危害を加えたいと思った者が問題なく銃を手にしたことで、再び無実の人々が殺された」と述べた。

捜査当局は、今回の事件が人種的偏見などに基づく「憎悪犯罪ヘイトクライム)」として、容疑者の動機などを調べている。

ルーフ容疑者のものとみられるフェイスブックのページには、アパルトヘイト(人種隔離)政策時代の南アフリカ国旗を付けたジャケット姿の写真が掲載されている。

 黒人のオバマが大統領に成り、アメリカの黒人差別がなくなるのかと思えばそうでは無かった。肌の色の違いが人種差別を生むのか、それとも奴隷として連れてこられた者としての差別なのか、或いは別なものなのかこの記事だけではわからない。

 マイケルジャクソンは自分の肌を白くするために努力した。彼の場合はその理由が違うのかもしれないが、ネバーランドの王様にふさわしい容姿に成ろうとしていた。

 目に見える容姿の違いでいじめが起きるように、自分たちと何かが違うものを排除しようとする。その違いは、たまたま集まった集団の中での違いでしか無く、別な場所に移動すればまた別な差別を受けやすくなる。

 アメリカという複数の人種が集まってできた国の中で、色々な対立が存在し、それがこのような事件を引き起こす。多様だから起きるのか、それとも大量殺人ができる武器が手に入りやすいから起きるのか、日本でもし銃やライフルのような武器が手に入りやすくなれば、同じように大量殺人が起きるのだろうと思う。

 差別というのは、人間が集団で暮らす際の行動から湧き出る膿のようなものである。