曇り、16度。
人として生きていると毎日色々な事が起きる。その出来事の良い悪いは、半々くらいだろうか。起きる確率は半々でもやはり悪い事の巡り合った時のダメージは良い事よりも遥かに大きい。
何故なら、良いことは直ぐに当たり前の事に収束するが、悪いことはそれだけでは終わらず、解決方法を誤れば倍返しとなることも多々あるからである。
だから人生では、悪いことに出会った時の対処方法、すなわちリスクマネジメントが大切という事である。そのリスクは、自分が所属する組織であったり家族であったり自分自身であったりするわけであるが、やはり大切なのは初動だろう。その善し悪しが後々の被害を最小限に抑え込むものなのである。
しかし、このリスクマネジメントが出来ない大人が多い。それは、皆分別がある行動を取るはずという無意識の行動規範の中にある常識を持たないせいだと思う。
その無分別の意識というものが常識という行動を妨げている部分があり、それが行動様式として行動に出てしまうからである。その一つが無視するという事である。無視してしまえばその行動は忘れ去られることが多いからである。
しかし、その無視する行動が後々事件事故につながっていると言えるだろう。リスクはやはり何かが起きる前の予兆として無視してはいけないものなのである。
あの時ああすれば良かったという思い返しが必ず存在する。後悔先に立たずということわざがあるがまさしく後悔というのは初動が遅れたためにするものである。
だけれども人間は弱い動物である。このくらいの事ならという無視する行動が続けば肝心の部分でもこの程度の事なら許されるという行動に繋がって行く。
本当に嫌な生き物である。