アメリカ銃乱射事件に思う

 晴れ、気温は11度。風は無い。昨日は強風で道内各地で被害が有ったようだが、幸いなことに自分の住んでいる所では左程影響は無かった。低気圧の中心は内陸部を中心に影響をもたらしたようだ。

 この辺り、低気圧の被害がどこが中心になるのか当てることは難しく、風向き、地温、地形などの様々な要素が組み合わさってくる。


引用 ロイター(http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/usa-shooting-oregon-idJPKCN0RV5JY20151002) 

[ローズバーグ(米オレゴン州) 1日 ロイター] - 米オレゴン州ローズバーグのアンプクア・コミュニティ・カレッジで1日午前、発砲事件があり、9人が死亡、7人が負傷した。容疑者は警察との銃撃戦の末に射殺された。

容疑者の身元は明らかになっていないが、CBSなどの米メディアは捜査当局の話として、クリス・ハーパーという26歳の男だと報じている。

NBCによると、ある学生は容疑者についてジーンズとTシャツを着ていたと説明。また別の生徒は、授業中に教師が窓の外から銃撃されたと地元紙に話し、男は学生らに信仰する宗教を言うよう命じ、その後発砲を始めたと明かした。

CNNによると、捜査当局は事件現場からは銃4丁が押収。学生の1人は35─40発の銃声を聞いたと語った。

オバマ大統領は事件の数時間後に「こうした事件が通常のことになってしまっている。われわれは感覚がまひしている」と述べ、銃規制の強化を訴えた

引用 ニューズウィークhttp://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/10/45_1.php

銃犯罪の撲滅を目指す活動団体「エブリタウン・フォー・ガンセーフティ」によると、今年2015年にアメリカで発生した45件目の乱射事件だ。

 アメリカと言う国は面白い国である。あれ程大統領が強い権力を持ちながら、全米ライフル協会というある意味ロビィスト団体の圧力に負けてしまうのだから。

 2015年の10月までの45件と言う数字は学校でのという事らしく、およそ週に1件は小学校から大学で銃乱射事件が起きている計算に成る。

 日本人にとってふざけていると思っても、アメリカのある一定層にとって許容される範囲されるらしい。それは、開拓使の時代に先住民を銃で撃ち殺し自分たちの歴史を正当化するための根拠なのだろう。

 もし、ここで銃社会を否定したなら、アメリカを自分たちが開拓してきたことは、卑怯な方法で行ったと認めたことになると思っているのだろう。それ位の強い意志を感じる。

 オバマが大統領に就任していらい、銃乱射事件が起きるたび銃の規制を訴え、2013年には、不充分な法律ながら銃規制法案を提出したが議会の承認は得られなかった。

 その後も、次々と武器を持たない子供たちが集まる場所で銃乱射事件が起きる。銃には銃で守るしかないと訴える全米ライフル協会という組織の人間は、子供たちにも銃を携行させようとしているのだろうか?