対 東京V

 晴れ、気温は8度。朝7時の気温なので夜明け頃は5度くらいだった。


 昨日の試合、テレビで応援。

 試合は、お互い相手へのプレッシングと速いパス回しを意識してガチにぶつかり合う。そのため中央をボールが行ったり来たりする展開となる。

 そのままの動きで試合が続くわけもなく少し足が止り始めた頃から少しお互いに落ち着いてボールを扱えるようになる。東京Vは高さが無いため、ゴール前まで丁寧にパス交換で運びシュートを打とうとする。札幌は、中盤でのゴチャゴチャした戦いを避け相手の後ろの人数が足りないと思うとロングボールを放り込む。

 ただし、ナザリトが競り勝っても周りに味方選手がいないためそのまま反撃を食らうという展開が続いたが、札幌の先制点の時は、上手くナザリトがボールをキープし、小野に返す。それを決めて札幌移籍後初のゴールとなった。

 札幌のサポの小野に対する期待は大きく、早く得点を見たかったし、去年も小野がゴールを決めていれば勢いに乗れたはずなのに決めれずその後の怪我で試合から遠ざかる展開となってしまった。

 昨日も後半走った後にお尻を抑えていたので筋肉系の故障が有った可能性があるが、かれが残り8試合、得点を重ねてくれるとチームは勝ち星を増やすことができる。

 小野の得点後、ナザリトが小野を手招きしていたが、小野はそれに気付かず真っ先に河合のところに向かっていくのを見て、少しナザリトが可哀そうだった。

 試合は、決して札幌がガンガン攻め続けるというわけでは無く、東京Vが何回もチャンスを作るが、札幌のゴール前でゴチャゴチャしてこぼれるボールのところに東京Vの選手がおらず札幌にとっては命拾いをする。

 後半、相手が疲れを見せ足が止り始めた所を荒野がゴリゴリのドリブルで抜き去り上里が追加点を決め勝負あり。後半交代で入った選手が得点を決める理想的な展開だった。

 荒野の交わしは上手かったが、相手の足が止まっていたため反応が遅かったおかげ、あの攻めが先発出場した時にできないとオリンピック代表には選ばれないだろう。ただし、これで次節先発の座を射止めて活躍すれば良い方向に歯車は回るはず。

 更に、確かに荒野のパスは良かったが、上里のシュートも冷静にコースを狙って決めたゴールで褒められて良い。

 天皇杯を抜かせば久しぶりの勝利となった。次節が楽しみだが、小野の故障はないのかとか、河合が走り過ぎて次節出れるかとか、深井は、良いパフォーマンスを見せることが出来なかったとか、気に成る点は多いが、残りの試合は、気迫を見さられる選手を出して勝利をもぎ取って欲しい。