ハロウィン

 曇り時々晴れ、気温は0度。無風の為それ程寒さを感じさせない。


 ハロウィンが巷で話題に成り、近くの家や商店街でかぼちゃのオブジェが目立つようになってきた。日本の行事でハロウィンなどと言うもの今までは無かった。

 しかし、ここ最近、商業化と言う名のもとにそういったもので一山当てようという香具師が流行らせようと画策したのは間違いない。

 そもそもハロウィンというのは何なのということである。そんなのはネットで調べれば判る話であるが、もし調べなければ想像では魔女とかぼちゃのお化けが出てきて人を驚かせる行事なのだろうと言うしかない。きっとその起源は、ここでは書ききれない長さの物語に違いない。


 日本ではあまりなじみでは無いと思っていた行事が広まるのは不思議なもので、例えばバレンタインデーなどは明らかにチョコレート屋の考えそうなことであり、ホワイトデーなどはそれに便乗したクッキー屋の考えそうなことである。

 他にも何か無いかと考えたら一つ大きな行事があった。クリスマスである。これなどは日本には無かった行事だが、西洋文明が入ってきた明治時代以降に広まった風習だろう。

 それと引き換えに日本の古来から行われていた行事は徐々に縮小し限られた地域でしか行われなくなったものがある。例えば七夕などは、普通にどの家の庭に七夕飾りが飾られていたはずなのにそんな日が有ったかと言うほど無くなってしまった。

 その代わり、新たに作られた風習として知っているのは、恵方巻きという風習である。あれなど北海道には無かったものである。あれも一説には酢や海苔の業者が考えた最近の行事らしい。何となくもっともな由来を付けて行事にしてしまう。商売人の強さの見本のような行事である。

 さてこのハロウィンという行事、何時まで遊びとして残るのであろうか?きっとその内誰も関心を持たない行事になるのは間違いない所だろう。