東シナ海

 晴れ、気温は零度。

 昨日は、文化の日だったが、これと言って文化的では無いゴルフに行って来た。シーズンも終わりという時期で多くの人が詰めかけたせいか、18ホール廻るのに6時間も掛かってしまった。日が暮れる頃には外気温も下がり寒むかった。


 有意義と言えば有意義だったが、もう少しスムーズに回れたらスコアも良かったと思うのだが、それも言い訳というものである。

 だから昨日日本で何が起こったのか知らなく、今朝の新聞が最初にニュースに接した時間である。その中で気に成る事件とかのニュースは無く、政治的にも2日に日中韓の首脳会議があった後だけさらっと流された感じである。

引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015110400014&g=int) 

台湾総統府は3日、馬英九総統と中国の習近平総書記(国家主席)が7日にシンガポールで会談すると発表した。中台トップ会談が実現すれば、1949年の中台分断後初となる。両者は両岸(中台)平和や台湾海峡の現状維持について意見交換する。

 習氏の6、7両日のシンガポール訪問に合わせ、馬総統は7日にシンガポールを訪れる。両者はリー・シェンロン首相主催の会合で顔合わせするとみられる。馬総統は5日に記者会見し、詳細を説明する。

 馬総統は中台トップ会談に意欲を持ち、2014年11月に北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の場での実現を目指していたが、中国側は「国際会議の場を借りる必要はない」などと可能性を否定した。

 台湾は来年1月に総統選挙があり、最大野党・民進党蔡英文主席(59)が与党・国民党の朱立倫主席(54)を大きくリードしている。国民党はトップ会談を通して対中交渉能力をアピールする狙いがあるとみられるが、馬政権の対中接近に反発する声もあり、有権者がどう受け取るかは未知数だ。

 この間の日中間の首脳会議に中国側の代表は、李首相だった。その意味するところは、日本の首相が出席する会議に主席が同席しないという意思表示で、既に韓国は中国の属国のような扱いになっており、日本は遥か昔の邪馬台国のような扱いに成っていると考えて良い。

 そこに、中国の驕りがある。日本がかって朝貢した国は、その当時の日本より文化、文明に優れていた国であり、そこから学ぶべきものが多く尊敬すべき国だったからである。

 決して今の共産党政権がその歴史の流れを汲みその伝統文化を受け継ぐ国でもない。本来の共産主義国家なら中華思想など唾棄すべきものなのだが、今いる自分たちが築いてきたものでは無いことを正当な後継者のような振る舞いをすることは如何なものかと思う。

 ただし、そのことは今の日本人にも言えることであるし、慰安婦問題を前面に出し、日本に侵略された歴史を消し去ろうと努力する韓国にも言える。

 もし歴史を作り替えようとするのなら、一層の事今までの歴史的産物は無きこととし、自分たちが生きている間のことを土台にすれば良い事なのに、その歴史を消すために多くの作り事を作らなければならない。

 もし、歴史と言うものに縛られることを拒否するのなら、全く新しい国として出直した方が、そういった歴史論争や文化継承についての論議をせずに済むだろうと思う。

 今回の、日台の首脳会談は、台湾と言う国が今後独立国として存在するのかそれとも中国の一部として生きていくのかの流れを決める歴史的切っ掛けに成る可能性がある。

 上に述べたように、中国の正当な伝統を受け継ぐ国が台湾だと思えば、中国と言う大陸を離したくないだろうし、もし、今までの歴史を捨て台湾と言う国の歴史を作るというのなら独立国家として行く方が幸せだろう。

 しかし、この流れでいえばやはり台湾人は、過去の歴史を忘れたくは無いらしい。今の台湾の国民は、歴史的に言えば第2次世界大戦前と後で構成が違う。戦争終了が共産党との争いに負けた国民党政権が逃げ場として選んだ国が台湾で、元からそこに住んでいた人間では無い。元から住んでいた人間は中国とはまた別な生活をしていた。

 国民党出身者は、その点でいえば元の大陸に帰りたいと願う気持ちは判らないでも無く、このまま台湾として独立してしまえば正当な中国の伝承者としての地位を失う事に成ると考えることは理解できる。

 もし、したたかであるなら、獅子身中の虫としての地位を選び、いつの日か共産党政権が崩壊した時にその受け皿に成るように行動するというのなら理解できなくもない。

 世界で独立国家として認められない国としての今後の行く末は非常に不透明で、それに間接的に係ってきた日本が黙って見ているしかない所でもある。

 それもこれも戦争と言うものに負けた結果である。もし日本が今後戦争をするというのなら負けない戦いをするべきである。決して一億玉砕と叫びながら負け戦を選ぶべきでは無い。