VW問題

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引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151105-OYT1T50059.html

ディーゼル車の排ガス不正問題で、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の米国法人は4日、米当局が新たに不正を指摘した排気量3リットルのディーゼルエンジン搭載車の米国での販売を停止することを明らかにした。

 対象は、フォルクスワーゲンの「トゥアレグ」、ポルシェの「カイエン」、アウディの「A6」「A7」「A8」「Q5」などで、米当局が不正を指摘したモデルよりも年式を増やすなど対象を拡大した。新車と認定中古車が含まれる。米国では少なくとも約1万台がすでに販売された。

 2日に米当局が新たな不正について発表した際、VWは「排気量3リットルのエンジンに不正ソフトウェアは搭載していない」と否定するコメントを発表していた。販売停止についてVW米国法人は「米当局と協力するための予防的措置だ」と説明している。今後のリコール(回収・無償修理)の可能性などについては明らかにしていない。


 今日の新聞紙面で驚いたことは、アウディ、ポルシェの全面広告である。何故驚いたというかと言えば、やはりVW排気ガスデータ不正の問題で多額の損害賠償が発生すると言われ、更に最近では、ポルシェ、アウディのガソリン車でもデータ不正が行われたのではないかと報道されているからである。

 既にこの時期に新聞広告を出すことを予定していたのかもしれない。新聞広告の閉め切りがどの程度の期間なのか不明だが、もし出稿取りやめなどが出来るのだとしたら、今回の事件の影響を和らげるための意図があるのかもしれない。

 しかし、この広告を見て感じたことは、

  1. 車のイメージが綺麗すぎて、却って逆効果になっている。クリーンと言うイメージと高級感を印象付けたかったのだろう。
  2. 今回の不正問題に対する意思表明が無い。少し反省の言葉があっても良かったのではないかと思うが、これはあくまで日本人の間隔でドイツ人の感覚と異なるかもしれない。

 以上をまとめた印象は、外側は着飾っていても内面はブスという印象しかない。

 これも一個人が感じる感想でしかない。他の人にとってドイツ車ブランドは維持されているのかもしれないので個人の感想である。

 日本国内でも数多くの不祥事が発生している。車関係でいえば、タカタの問題が大きく取り上げられている。ただし、車の安全部品という位置付けからイメージ戦略を行わない会社の為国民の中でブランドイメージを持たない。その点でいえば攻撃を受けにくいともいえる。ただし、改修費用や損害賠償を考えると確実に経営危機に向かう会社である。

 ドイツの事は分からないが、日本の東芝のようにつぶしてはいけない会社の一つだろうと思われるので、今回の件で父さんと言う事は無いだろうが、VWグループの解体は予想されることである。

 本当に一寸先は闇と言う言葉が当てはまる事件である。