老老介護

 晴れ、気温はマイナス4度。冷え込んだ。


引用 毎日新聞http://mainichi.jp/shimen/news/20151112dde041040061000c.html) 

川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」(積和サポートシステム運営)で、入居者3人が相次いでベランダから転落死したり、職員4人が女性入居者を虐待したりした問題で、川崎市は施設に対して来年2月1日から3カ月間、介護報酬の請求を停止する行政処分を科す方針を決めた。12月11日に聴聞会を開いて、積和サポートシステム側の弁明を聞いた上で、正式に決定する。

 終の棲家となるべき場所で、虐待を受けてそれもお金を払った上でである。わざわざ自分の人生の終わりをそういった現世の地獄のような世界で生活することが判っていたらそこに住むことは無かっただろう。

 きっとすべての職員が鬼畜のような仕業を行っていたのではないだろうと信じたい。一部の職員がそういう事をしていたのだと思いたいが、今回被害のあった入所者にとってその虐待をする職員が来ることがどれだけ恐ろしかっただろう。それを考えると自分の人生の終わりがこのような終わりでない事を願うばかりである。


 しかし、この問題来たるべき高齢者社会を迎えるにあたり大きな問題である。老人ために若者が働く、一見仕組みとしては正しいようだが、実際のところそういったところで若者が働くことは間違いなのだと思う。

 本来なら若者は介護のような仕事をするのではなく社会全体を支える仕事をするべきなのだと思う。老人の介護は、老人が行うべきと思う。そうすることで介護以外で若者が働ける社会ができる。60歳以上でリタイアしてまだ働ける人間が介護の職をすべきだろうと思う。

 ただし、今の世の中では、そういった介護を扱う仕事に高齢者を雇う仕組みにはなっていない。そこに社会的常識が覆いかぶさって来るからである。

 老人が老人を介護する仕組みの構築を急ぐ必要があると思う。