ボージョレ・ヌーボー

 晴れ、気温はマイナス1度。

引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2015111900010) 

フランス・ブルゴーニュ地方の新酒ワイン、ボージョレ・ヌーボーの販売が19日午前0時に解禁された。解禁日にお祭り騒ぎを楽しんだボージョレブームが下火になり、ここ数年は輸入量の減少が続く。こうした中、販売店はワイン愛好家向けに、良質で高価な商品を増やしている。

 今日からボージョレ・ヌーボーが解禁となった。この解禁日は何かと言う疑問が有ったので調べてみたところこんな理由だった。

 解禁日が無い頃は、新酒を出すとそれが売れることに気付いた業者は、どこよりも先に出そうと出荷日を競うようになり、熟成前のワインを出すようになり品質に問題が出始めた。それを解決するため解禁日を設けた。

 解禁日は、11月の第3木曜で、日本がヨーロッパよりも早く解禁を迎えることに成る。

 ボージョレ・ヌーボーが新酒のワインなのは間違いなく、買った後貯蔵して保管する人がいるかもしれないが、早く飲むために普通のワインと熟成方法が異なるため保存は効かない。来年春ごろまでが飲む限界らしい。


 ワインを多く飲むヨーロッパでは今年のブドウの出来を確認するための習慣なのだが、日本でこの習慣が始まったのは、洋酒メーカーの策略である。

 バレンタインデーがチョコレート会社の策略と同じようなもので、何か行事を付ければブームを起こすことになり販売に影響を及ぼすのはマーケティングの重要な戦略である。

 葡萄酒と呼ばれたものがワインと呼ばれるようになり、そしてボージョレ・ヌーボーが流行するようになった。この流行りも既に下火に成り始めたので、洋酒販売メーカーも次の手を考えていることだろう。