プロ野球の契約更改

 雨、気温は6度。

 アスファルトに残った氷が洗い流され滑りやすくなっている。滑って転んで骨折が増える時期になってしまった。今は靴に付けるスパイクのようなものも売っているので、雪道を歩く人はそういった備えが必要である。

 朝のテレビでは、日ハム選手の契約更改の話題が放送され、高額の年俸が披露される。野球選手が全てあのような高額な年俸を貰っているのではなく、1軍に常時いて試合に出ている選手が貰う金額が高額なだけであって、その他の選手は、支配下選手なら最低で440万円、育成契約なら最低で240万円くらいらしい。

 ちなみにサッカー選手の場合、プロ契約というものが存在し、A,B、C契約がある。これは、公式戦の出場時間数で決まり、J1,J2,J3で時間数は異なっている。

 プロ野球のように最低保証では無く、B,C契約の給与に上限があることが異なるところだろう。だから、出場時間が短ければ上限の480万を貰えない選手もいるという事である。

 プロ野球支配下選手の数が一球団70人以下となっているため単純計算で840人いることに成る。更に一軍のベンチ入りは、25人なので、残りの45人はお休みか2軍にいる形に成る。半数以上は常時2軍暮らしである。

 Jリーグは、A契約は25人までだがB、C契約は制限が無い。ちなみにコンサドーレ札幌の場合、変動があるのだが三十数名が所属していた。他のチームも40名を超えることは余り無い。

 上の様な状況は、なぜ起こるかと言えばやはり国民所得と人口の兼ね合いになるのだろうと思う。パイが大きければ大きい程その売り上げは大きく、選手の年俸に反映させることができアメリカの大リーグなら一流選手は、年30億程度貰う選手もおり、サッカーでもクリロナ辺りは、74億円をもらっている。更にCM契約を加えれば200億程度稼ぐのだから驚きである。

 上を見れば遥か彼方に存在する人間がおり、底辺はバイト生活をしながら競技を続ける選手がいる。プロとはそういう物だと割り切れば何ともないが、周囲から才能があると持ち上げられて選手に成ったような場合、壁にぶち当たるとそのままダメになって行く場合もある。若いうちからプロ選手は、そういった厳しさもあることを認識してプロに成るべきだろうと思うが、やはり現実は10代20代の若者でそこまで考えていない場合もある。

 才能だけでは選手生活を続けていけない所もプロの厳しさだろう。